ブーシュカ・ウネウネ物語17 | 輝く君がいるなら

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BL大好きおばちゃんのKーPOP腐ブログです(笑) 自由気ままに推しについて語っています♪ SF9のテヤンが今の私の癒し♡ なので最近はテヤン更新多め☆ P1Hも推してます♡ SUPERJUNIORのドンヘ、BTOBのウングァンも大好き‼ SUPERNOVAは殿堂入り☆

コンテスト優勝、後日談になります☆

キボム編はこれでラストです!(^O^)/



これは、ブーシュカのウネをモチーフにしたお話です☆

実在するウネとは似て異なりますのでご了承下さい!m(_ _)m


〇ウニョガ=ブーシュカ・ウニョクちゃん

〇ドンヘ=ブーシュカ・ドンヘちゃん♪


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「分かった…きっぱりと言ってくれて有難う」

「ううん、オレの方こそ今まで振り回してごめんね」

あの伝説のコンテストが終わって少し経った頃、オレはキボムを呼び出して改めて告白に対しての答えを告げた。

答えは勿論、「NO」だ。

だけど、キボムはちゃんと受け止めてくれた。

「ドンヘ。答えはNOでも、俺達ずっと友達だろ?」

「勿論!キボムさえ良ければだけど……」

「当たり前だろ☆明日から又宜しく!!」

「うん!」

キボムが笑顔で去って行くのを見届けてから、オレは離れた所で待っているウニョクの元へ急ぐ。

「ウニョガ」

「話済んだのか?」

「うん。キボム、分かってくれた。しかも友達でいてくれるって」

「そっか」

ウニョクの隣に腰を下ろすと、心配そうに背中をポンポンと優しく叩いてくれた。

「結局、オレはキボムに知らず知らずのうちに父さんの面影を重ねてたんだ。だから、好きって想いの違いが分からなくなって混乱した。今なら、ウニョガに対する想いとキボムに対する想いは全然違うって分かるのに……」

「お前の父さん、男らしくて優しかったんだな」

「急に何?」

「キボム見てれば何となく分かる。お前がどんなに父さんが好きだったのかがさ」

父さんの優しい笑顔が一瞬、頭を過ぎる。

「うん…大好きだった。本当はね、もっと一緒にいたかった」

「ドンヘ…」

父さんの事を思い出すのは、今でも凄く胸が痛くて辛い。

だけど、父さんはオレを沢山抱きしめてくれた。

「愛してる」って言葉と共に……。

「なぁ、ドンヘ。今度の休みに一緒にお父さんの墓参りに行こう」

「えっ…!?」

思いがけないウニョクの言葉に、オレは目を見開いてウニョクを見つめた。

「ドンヘとの付き合い認めて欲しいしさ、それに……」

ウニョクが優しくオレを抱きしめる。

「お父さんにきちんと、これからは俺がドンヘを守るから安心して下さいって言いたいからさ」

「ウニョガ」

実はもう報告済みなんだけど…ウニョクの気持ちが嬉しかったから、それは黙ってる事にした。

父さんにもウニョクを紹介するって約束してたし。

「うん!じゃあ、今度一緒に行こう!!父さんもきっと喜ぶと思う」

「よし!約束な」

「有難う、ウニョガ」

オレはウニョクを力いっぱい抱きしめ返した。






「えっ!?マジかよ!!」

部室に部長であるウニョクの声が響き渡る。

キボムが演劇部に入部したいから、ダンス部を辞めたいとウニョクに申し出たのだ。

「何か問題ある?あのコンテスト以来、入部希望者増えただろ」

「そりゃ、増えたけど…レベルがまだまだ素人だし」

「ドンヘとお前見てて、俺も真剣にやりたい事に挑戦してみたくなったんだよ」

「だけど、次のコンテストとかあったらどうすりゃいいんだよ」

頭を抱えるウニョク。

「レベルは未知数だけど、いい人材がすぐ近くにいると思うけど?」

そう言ってキボムは、差し入れを持って今日も部室を訪れていたリョウクを見つめた。

「え!?ぼ…僕??」

「確かにリョウギは帰宅部だけど…」

「ちょっと、シウォニヒョンってば!そこは否定してくれても…」

焦るリョウクと考え込むシウォン。

「僕だって、家庭科部があったら入りたいけど…ないんだもん☆仕方ないでしょ!」

頬を膨らまして捲し立てるリョウク。

「……そもそも、男子校に家庭科部は無理があるかと」

「あ☆でも、あったら僕もちょっと興味あるかな~♪家庭科部!」

キュヒョンとソンミンの夫婦漫才も健在だ。

「まぁ、今すぐ答えを出せとは言わないから…考えてみてくれないかな、リョウク」

そうウニョクに言われて、リョウクも黙り込む。

「お前なら皆、気心知れてるし…何よりシウォナが喜びそうだしな」

「………/////」

真っ赤になるシウォン。

「分かりました。僕、運動とか余り得意じゃないけど…頑張ってみます!!」

真剣な顔で答えるリョウクに、皆がワッと喜ぶ。

「わ~♪これから宜しくね、リョウク!!」

オレが満面の笑みでリョウクの手を握ると、リョウクも笑顔で答えてくれる。

「はい!こちらこそ、宜しくお願いします☆」

「決まりだな」

ふっと笑うキボム。

『本当はさ、仲良くしてるドンヘとウニョクを見てるのが俺的にはまだちょっと辛いんだよ。癪に障るから言わないけどね』

そんなキボムの気持ちを知る由もないウニョクが声をあげる。

「よし、そうと決まれば歓迎会だ!キボムも来いよな☆お前の送別会も兼ねっから」

「分かった」

苦笑いで答えるキボム。

「リョウギ、何食べたい?」

「う~ん、野菜たっぷり摂りたいかな~♪」

シウォンの問いに素直に答えるリョウク。

「じゃあ、中華にでもしましょうか」

「賛成~♪」

キュヒョンの後にソンミンが続いた。

大好きな仲間とオレはこれからも歩いて行く。

「ドンヘ、早く来いよ!」

オレに向かって差し出される、大好きなウニョガの手。

「うん!!」

オレはしっかりとその手を掴んだ。

この愛しい手を、この先何があっても二度と離す事はないだろう━━━。


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キボム編 完


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はい、これでキボム編は終了です!

読んで下さった皆様、お疲れ様でした~☆\(^_^)/

とは言え、ブーシュカ・ウネウネ物語はまだまだ続きますので宜しくお願い致しま~す!!

キボムにも新しい恋が実は始まるんですが、それはおいおい書いて行こうかと(笑)

新シリーズが決まるまでは、番外編が続くと思います!

とりあえず、うちのウネちゃん達は今日もきっとラブラブです(爆)


※画像お借りしました!有難うございます☆