ブーシュカ・ウネウネ物語(番外編9 キュヒョンセンイル編) | 輝く君がいるなら

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キュヒョン、お誕生日おめでとう!!o(^o^)o


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これは、ブーシュカのウネをモチーフにしたお話です☆

実在するウネとは似て異なりますのでご了承下さい!m(_ _)m


〇ウニョガ=ブーシュカ・ウニョクちゃん

〇ドンヘ=ブーシュカ・ドンヘちゃん♪


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今日は僕の誕生日。

だからって特別に感じた事なんてない。

両親は忙しい人達だったし、僕も誕生日に期待した事はなかったし…いつもみたいに一人ゲームして過ごすはずだったんだ。

恋人のミニヒョンも家族旅行の予定が出来て、昨日から2泊3日で出掛けてる。

こっちが申し訳なくなる位、謝られて…少し残念だったけど、それでもやっぱり誕生日には何の執着も持てなかった。

そう、いつも通りの誕生日になるはずだったんだ―――。






「キュヒョナ、この後ってなんか予定ある?」

キボムが珍しく部活の後に声をかけてきた。

「別に…このまま家に帰るだけですけど」

そう答えると、奴はふぅ~んって顔してこう言った。

「相談のって欲しいんだけど、時間いい?」

若干面倒くさいな…って思ったけど、予定もないし僕はキボムにつき合う事にした。

「構わないですよ」

「じゃ、決まりね!」

僕はキボムと連れだって部室を後にした。






「お前さ、今日誕生日なんだろ?良かったの?俺なんかにつき合ってさ」

キボムに言われても、心が動く事はなかった。

「誕生日だからって特別何かする必要ありますか?そういうの僕、面倒くさいんですよね」

「はは…何か、お前らしいな~!変わらないよな、そういうとこ」

キボムが笑う。

「俺もね、昔はそう思ってた。だけど…ドンヘに出会ってから考えが変わったよ」

ちょっと興味が湧いた。

キボムの考えがどうして変わったのか。

だから……。

「どう変わったんです?」

気がついたら、思わずそう聞いていた。

「俺達の出会いってさ、深く考えた事なかったけど…凄い偶然と奇跡が重なってんだぜ!?」

「どういう事ですか?」

意味を分かりかねて問いかける。

「例えば、お前が後1年遅く生まれてたら俺達出会わなかったかもしれないだろ?今この瞬間を迎えられてるのは、そういう偶然と奇跡があるからなんだよな」

キボムがキラキラした目で嬉しそうに笑う。

「ドンヘにコンビニで出会った時に、凄いそれ感じたんだよ。コンビニにもし行ってなかったら、後1時間遅く行ってたら…俺とドンヘは出会えなかったし、一生会わなかったかもしれない。そう考えるとさ、ドンヘに限らず俺達って凄く色んな事が絡み合って奇跡みたいにここにいるんだよな」

キボムが僕を見つめたから、僕もキボムを見つめた。

「だからさ、俺思うんだよ。生まれてくれたから、生まれて来たから出会えた。誕生日って何か…色々、凄ぇなって!」

正直、驚いた。

確か子供の頃のキボムは尖ったナイフのように斜に構えてて、こんなロマンチストではなかったはずだ。

鈍ちゃんがキボムを変えたんだとしたら、これはこれで凄い事なんじゃないだろうか。

「確かに、考えてみるとそうかもしれないですね…」

「だろ、だろ!?」

キボムは急に立ち止まると、僕に向かってこう言った。

「そんな訳でさ、素晴らしい記念日でもあるお前の誕生日をお祝いしようと思う!」

「はぁ!?」

予期せぬキボムの言葉にあっけにとられて口を開けたバカ面の僕を、キボムは肩を抱いて目の前の店の扉を開けて中へと誘う。

そこには――。

「キュヒョナ、誕生日おめでとう~!!!」

ダンス部のメンバーとトゥギ先生、リョウクが笑顔で僕を待っていた。

「え!? えっ??」

訳が分からず狼狽えていると…。

「はは…いつもはクールなキュヒョナがこんなに焦ってる姿、レアだよな」

シウォニヒョンが僕の肩を抱く。

「ああ!レア以外何もんでもないよな!!」

「ウニョガ、キュヒョナは今日の主役なんだから…あんまり苛めちゃ駄目だよ~!!」

鰯と鈍ちゃんが僕を囲む。

「ソンミンが不参加なのは残念だけど、今日は盛り上げて行こう☆」

トゥギ先生も寄って来る。

「今日は腕を揮ったから、料理どんどん食べてね!あ、ケーキもあるよ♪」

リョウクがエプロン姿で駆け寄って来た。

「びっくりしたろ!ここリョウクのご両親がやってるお店なんだよ。勿論、今日は貸切だから遠慮しないで騒いでいいからってお墨付きだよ」

キボムがウィンクしながら、そう言った。

「キボム、キュヒョナを連れて来る役ご苦労様~!やっぱりキボムに頼んで正解♪オレとウニョガだとニヤけちゃいそうだったし」

「俺も途中、ニヤけそうで危なかったけどね」

鈍ちゃんとキボムがクスクスと笑い合う。

「んじゃ、サプライズも成功した事だし誕生パーティー始めっぞ!!」

鰯の一言で僕の誕生祝いのパーティーが始まりを告げた。

「改めて、キュヒョン誕生日おめでとう~!乾杯~♪」

トゥギ先生の合図で皆で乾杯した。

誕生日なんて意味ない物だと思ってたけど…。

「…こういうのも悪くないですね」






こうして僕は、記念になる位楽しくて感動的な誕生日を過ごしたのだ。

奇跡で繋がれた大切な仲間達と共に……。

来年からの誕生日は、きっと僕の中では今日以上に楽しくて忘れられない物になるだろう。


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おしまい

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キュヒョンのセンイル話をお届けしました~!!ヾ(@^▽^@)ノ

久し振りにエ ロじゃないお話を書いたわ~♪( ´艸`)

ウネウネ物語の皆はやっぱり素敵です(笑)


※画像お借りしました!有難うございます☆