本当はウニョクの誕生日に公開するつもりでしたが、先に公開しちゃいます☆(*^-^)b
付き合い始めてから初めてのウニョクの誕生日。
初々しい二人をご堪能下さい!!(●´ω`●)ゞ
このお話はブーシュカのウネをモチーフにしたお話です。
実際のウネとは似て異なりますので、ご注意下さい☆
〇ウニョガ…ブーシュカ・ウニョクちゃん
〇ドンヘ…ブーシュカ・ドンヘちゃん♪
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何をあげたら喜ぶのかな…?
いつも心に感じてる想いを、どうしたら伝えられるんだろう。
オレの大好きな、唯一無二の存在のウニョガ。
今日は君の特別な日――――。
「ん~と、これでいいかな?」
オレは今、ケーキの仕上げに余念がない。
とは言え、ケーキの土台のスポンジはリョウクが焼いてくれた物だけど…。
不器用なオレには何から何まで手作りは到底無理!
だから、仕上げに集中する事にしたんだ。
「うん!綺麗にクリーム絞れたね♪ヒョンにしては、なかなかの出来じゃない!?」
リョウクが笑顔でオッケーサインをくれる。
「後はイチゴを飾りつけて、ハピバのチョコプレートのっけたら完成だよ♪」
「よし!オレ頑張る!!ウニョガに喜んで貰いたいし☆」
イチゴを手に奮闘するオレを、リョウクが心配そうに見つめつつ応援してくれる。
「ふふ、その意気だよ!ドンヘヒョン、ファイティン☆」
リョウクが見守る中、優しい時間が流れて行く。
そして…。
「…出来た~!!!」
「やったね、ヒョン!完成、おめでとう~♪」
出来上がったイチゴのケーキは、買った物のように綺麗…とまではいかなかったけど、オレの中では最高な仕上がりだった。
「ヒョン、頑張ったもんね!きっとウニョクヒョンも喜んでくれるよ♪」
「有難う、リョウク!リョウクが手伝ってくれたおかげだよ☆」
ふにゃんと笑いながらお礼を言う。
「何言ってるの。僕はスポンジとクリーム用意しただけ☆完成させたのはヒョンでしょ?」
「リョウク、優しい~♪シウォナのお誕生日の時は、オレ部屋の飾りつけ位は手伝うからね!」
「ふふ、有難う☆じゃあ、僕そろそろ帰るね。」
「えっ!?もう?お茶位、飲んでって!」
「僕の予想だと、待ちきれないウニョクヒョンがもうじき来るような気がするんだ~☆だから、気持ちだけ貰っておくね!」
「そっか☆じゃあ、又今度ゆっくり遊びに来て。」
「うん!あ☆後、ひとつだけ…」
「…へっ!?/////」
ふいにリョウクに耳打ちされて、オレは耳まで真っ赤になる。
「…じゃあ、頑張ってね♪」
ウィンクしながら手を振ると、リョウクは振り返らずに帰って行った。
『…とりあえず、心の準備をしてからウニョガを待とうかな』
オレはリョウクに言われた事を頭で反復しつつ、自室へと戻るのだった。
それから、程なくしてウニョガはやって来た。
「い…いらっしゃい///」
「お…おう☆いらっしゃったぜ!!/////」
玄関先でモジモジする二人。
「早かったね…。びっくりしちゃった///」
「ごめんな☆ ドンヘに逢いたくてさ…ちょっと早く着いちまった///」
「オ…オレも!ウニョガに早く逢いたかった…///」
「…!!!ドンヘ…/////」
ふいにウニョクに抱きしめられて、ドンヘはウニョクと同じ気持ちだった事に幸せを感じながら、おずおずと背中にまわした手に力を込める。
「…ウニョガ、大好き」
「ん…俺もドンヘが大好きだ」
どうしよう。嬉しくて、胸がいっぱいだよ…。
でも、今日は特別な日なんだから、ちゃんとお祝いしなくっちゃ!
「…とりあえず、あがって?オレ、ケーキ作ったんだ」
「マジで!?どんなケーキでも、俺、絶対完食すっから!」
「リョウクに教えて貰って作ったから、味はお墨付きだよ♪」
「…それ聞いて、ちょっとだけ安心した☆」
抱き合っていた身体を離すと、二人は肩を組んで笑いながらリビングへと移動して行った。
「わぁ~、すげ~美味そう♪」
ケーキを見るなり、ウニョクが嬉しい悲鳴をあげる。
「美味いよ!スポンジもクリームもリョウクが作ってくれたから♪」
「でも、飾りつけはお前がしたんだろ?」
「やっぱ分かる?…不格好だったかな」
「いや、ちゃんと綺麗に出来てるって☆なんかさ、こう愛情をヒシヒシと感じるって言うか…。ドンヘが俺の事想って、一生懸命作ってくれたのが伝わってくんだよ!」
「ウニョガ…」
冷蔵庫から取り出してコップに汲んだイチゴ牛乳をそっとテーブルに置く。
「なぁ、これさ…切らずにこのまま食べてもいいか?」
「全部、ウニョガのだから。ウニョガの好きに食べていいよ☆」
「へへ…サンキューな!」
「じゃあ、ローソクに火点けよう♪」
ローソクに火を灯して、ドンヘは静かに歌い出す。
「センイルチュッカ~、ハムニダ~♪センイルチュッカ~、ハムニダ~♪サ~ランハ~ヌン、ウ~リ、ウニョガ~♪センイルチュッカ~、ハムニダ~♪」
歌が終わったと同時にウニョクがローソクを吹き消す。
「おめでとう、ウニョガ!」
「有難う、ドンヘ!」
オレの大好きな、目尻に皺を湛えながら歯茎全開の笑顔でオレに笑いかける愛しい人。
「いただきます♪」
ウニョクはケーキにかぶりついた。
「美味い~♪」
嬉しそうに身体をスイングしながら、黙々とケーキを食べ続けるウニョク。
その丸まった背中を見ていたら、何だか色々こみ上げてきて…今、伝えたい、伝えなきゃって思った。
後ろから、ウニョクを抱きしめて目を閉じる。
「…どーした?」
「あのね、ウニョガ…」
「ん…?」
「オレ、ずっとウニョガに伝えたい事あって…」
「うん…」
「照れくさくてずっと言えなくてさ…だから、今言うね?」
「…おう!遠慮しないで思いっきり言ってみろ☆」
深呼吸をひとつすると、オレは静かに話し出した。
「ウニョガの笑顔が好き。笑い皺も、全開の歯茎も」
「何だよ、それ☆褒めてんの?…まぁ、いいや」
ウニョクがクスクスと笑う。
「ウニョガのダンス、最高だ!ずっと側で見てたいし、隣で踊ってたい」
「それは、ありがとさん!俺もドンヘとずっと踊りたいから、これからも宜しくな♪」
抱きしめるオレの腕を、ウニョクがポンポンと叩く。
「つきなみだけど…生まれてくれて有難う」
「ドンヘ…」
「オレと同じ今この時を共に生きてくれて有難う。出逢ってくれて有難う」
「………」
「後…後ね、オレを見つけてくれて有難う。好きになってくれて…本当に有難う…」
「……っ☆」
最後の方は、震えて上手く言えなかったけど…ウニョクがオレの腕を掴んだ手の温もりが優しくて、なんだか泣けてきた。
「…泣くなよ、ドンヘ。俺の方こそ、ありがとな…」
そう言うウニョクの声も震えてて、余計に涙が溢れた。
「オレ、プレゼント何がいいか、ずっと考えてたんだけど…品物も選んだんだけど、何か違う気がしてさ。オレの気持ちを今、ウニョガに贈りたいって思ったんだ」
「うん…」
「ちゃんと、伝わったかな…?オレの気持ち」
「勿論、直球で届いたよ!俺の心のど真ん中にさ☆」
腕を解かれて、ウニョクと向かい合って見つめ合う。
「き…今日、母さんと兄さん、旅行に出かけていないんだ…」
「えっ…!?」
「と…泊まってく…よね?てか、帰したくない…/////」
「……いいのか?ドンヘ。無理してるなら…俺…」
「と…泊まって、ウニョガ!!……お願いします」
「……はい。宜しくお願いします…/////」
俯いて赤くなりながら、棒立ちの二人。
ドンヘの耳にリョウクに囁かれた言葉が甦る。
『後、ひとつだけ…。気分が盛り上がったら、そのままなし崩しにしちゃう事になるかもしれないから、ウニョクヒョンが来る前に出来ればシャワー浴びて寝室片付けておいてね!これ、潤滑剤のローションだから…良かったら使って☆…じゃあ、頑張ってね♪』
手渡されたローションは、しっかりベッドの横に置いて来た。
『まさか、本当になし崩しになるなんて…。しかも、自分から誘ったようなものだし…///』
でも、ウニョクを帰したくない気持ちは偽れないから―――。
「ケーキ食べたら、部屋に行こ?」
「…俺、なんか緊張して来た☆完食無理かも…。折角、作ってくれたのに…ゴメンな」
「ううん。じゃあ、このままケーキしまっちゃうね☆ウニョガ、シャワーする?」
「…一応、エチケットなんで…行って来ます///」
「はい…行ってらっしゃい☆…待ってるね///」
お風呂場へとぎこちなく消えて行くウニョクを見送りながら、この後の事を考えて一人悶々と顔を赤らめるドンヘ。
『今度会ったら、リョウクにお礼言わないと…。リョウクはもうシウォナとしたんだろうか…。って、オレ何考えてんだろ☆リョウク、シウォナ、変な想像してゴメン!!/////』
オレは慌ててケーキを冷蔵庫にしまった。
恋人達の夜はまだまだ始まったばかりです―――。

おわり
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二人の初々しい初めて物語でした~♪(///∇//)
この後は皆さん、各自で妄想して下さい☆
これ以上書くとアメ限になっちゃうんで~(;^_^A
この写真、大好きなんです♪合成なのかな??
実は後日談がありまして…ドンヘがウニョクに用意したプレゼントは魚の柄のTシャツで、しかもお揃い!!(笑)
あまりのダサダサぶりにキュヒョンに大爆笑されたと言う…(;´▽`A``
オチがついた所で…読んで頂きまして、有難うございました~!!m(_ _ )m
※画像お借りしました☆有難うございます!