昨日は寝落ちしちゃってすみません☆(>_<)
今日も仕事がハードだったので、若干寝落ちの危険大ですが…何とか頑張ります!(;^_^A
それでは、どうぞ!!
これは、ブーシュカのウネをモチーフにしたお話です☆
実在するウネとは似て異なりますのでご了承下さい!m(_ _ )m
〇ウニョク・ウニョガ=ブーシュカ・ウニョクちゃん
〇ドンヘ=ブーシュカ・ドンヘちゃん♪
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あと少し…。
この坂を上りきって左に曲がったら、学校が見える。
心臓がバクバクと音をたてているのは、きっと全力疾走のせいだけじゃない。
ちゃんとウニョクに伝えるんだ、オレの正直な気持ちを。
校門にさしかかると、見覚えのある後姿が見えた。
『あれは…』
シウォナとソンミンとキュヒョンと…もう一人。
『ウニョガ!』
力いっぱい名前を呼んだ。
三人が一斉にオレを振り向く。
ウニョクはビクッと一瞬肩を震わすと、ゆっくりと振り返って…信じられない物を見るかのように目を丸くしてオレを見た。
『ドンヘ…お前、何で』
『ウニョガに…話したい事…あって…』
全力疾走のおかげで息を切らしたオレは、肩を激しく上下しながらやっとそれだけ口にした。
息も絶え絶えのオレをウニョクは暫く唖然と見つめていたけど、ふと我に返って焦って早口でまくし立てる。
『お…俺はお前と話なんて何もないぞ! 大体、今から皆と飯喰いに行くんだからな!?』
『あのさ…よかったらドンヘも一緒に…』とソンミンが言いかけた所で、キュヒョンがソンミンの肩をポンと叩いて前に出ると少しだけ低い声で『鰯はこう言ってますけど…どうします? 諦めて帰りますか?』と挑戦的な眼でオレを見据えた。
以前のオレなら、多分帰ってた。 でも…でも、今日は。
『嫌だ! 絶対に帰らない。 ウニョガに大切な事を伝えに来たんだ。 だから、誰が何と言おうと譲れない!! 強引にさらってでも、連れてくから。』
キュヒョンを真っ直ぐに見つめてそう言うと、キュヒョンはふっと笑ってウニョクを振り返る。
『…だそうですよ。 いい加減、腹くくったらどうです?』
『…っ☆ キュヒョン、お前生意気なんだよ! 大体、誰が鰯だ☆』
ぶつぶつ呟くウニョクを尻目に、キュヒョンは踵を返すとソンミンの手を引っ張りシウォナの背中に腕を回して『俺達は三人で飯行きますんで、鰯は好きにして下さい。』とウニョクをその場に残して足早に歩き出した。
『ちょっと、キュヒョナ!』ソンミンが慌てて振り返ろうとすると『なかなか根性あるじゃないですか、あの鈍くさいの。』と言ってキュヒョンはふふっと笑った。
『あっ! 待てよ、おい☆』
ウニョクの言葉を無視して三人はさっさと行ってしまい、オレとウニョクは二人きりでその場に取り残された。
『ウニョガ、来て!』
オレはウニョクの手を掴むと強引に歩き出す。
ウニョクは無言でオレに手を引かれるまま後をついて歩いた。
路地裏の人気のない公園に入ると、オレはベンチに腰かけて『座って?』とウニョクを隣に座らせた。
暫く沈黙が続いた後…『凄く…凄く会いたかった、ウニョガ…。』そう言ってオレはウニョクの肩にもたれて目を閉じる。
懐かしいウニョクの匂いに涙が出そうだった。
『ヒョクっていうんだ。』
『えっ?』
『あの日、オレが遊んでた隣のクラスの子。』
『俺の名前と同じなんだな…。』
『うん。 だから、何だか嬉しくなって声かけたんだ。 ヒョク君サッカー好きでさ、つい話が弾んで…オレの家でサッカーのDVD見ようって誘ったんだ。』
『そっか。』
オレはウニョクの肩から頭を起こすと『そうだ! あのね、ヒョク君マジックが得意なんだよ!! オレの選んだカードの数字当てちゃうんだもん☆ 凄いビックリして、ウニョガにも見せたくてさ、ヒョク君にマジック見せたい人がいるから又家に遊びに来てって言ったんだ~!』と満面の笑みで言った。
あぁ、とウニョクは思った。
きっとドンヘはマジックに魅せられて、きっとキラキラした目をして夢中で見てたんだろうな…。
『だから、俺の電話に気付かなかったんだ?』
『うん…。 でも、それは反省してる。 ごめんね…。』
『それは、もういいよ。 俺もドンヘに謝らなきゃいけない事あるし…。』
『え?』
『俺、悔し紛れに嘘ついた。 ごめんな。 シウォナとミニと浮気してたっての…あれ、嘘なんだ…。』
『え!? えっ…えぇ~!!!』
『シウォナは料理上手な後輩と付き合ってるし、ミニは…キュヒョナと付き合ってる。』
『えぇぇ~!?』
『ビックリした?』
『うん…シウォナはともかく、ソンミンとキュヒョン…そっか、付き合ってたんだ。 オレ、ちっとも気が付かなかった…。』
『はは…ドンヘらしいな。 その鈍いとこ。』
『でも、良かった~☆ オレ、結構傷付いたんだよ? ウニョクの浮気は…。』
『ほんと、ごめんって!』
オレはウニョクを見つめて、静かに口を開く。
この大切な想いを伝える為に…。
『オレ、ウニョガが好きだ。 誰よりも大切だし、側にいたい。 だから…ウニョガの気持ちを聞かせてほしい。 オレの事、どう思ってるのか…答えて?』
ウニョクが真顔になった。
緊張しながら、ウニョクの言葉を待つ。
『…好きだ。 俺も、ドンヘが一番大切だし、ずっと側にいてほしい。 ドンヘじゃなきゃ、嫌だ。』
『ウニョガ…。』
初めて言ってくれた。 ウニョクの気持ち…。
ずっとずっと、オレが聞きたかった…欲しかった言葉。
涙が自然と溢れて頬をつたう。
『お…おい、泣くなよ!』
『だって…嬉しいんだもん。』
『これから、何回だって言ってやるから! お前が聞き飽きたって言うまでさ☆』
『ほんと?』
『…ただし、二人っきりの時、限定な?』
『え~!!』
『だって、キュヒョナに聞かれてみろよ☆ 絶対、何んか言われっぞ?』
『…確かに。 気持ち悪いとか、バカにされそうな気がする…。』
『だろ!?』
『じゃあ、約束! 二人っきりの時はオレが満足するまで好きって言って?』
『分かった。 約束する。 …好きだ、ドンヘ。 愛してる。』
『ウニョガ…。』
引き寄せられるように、オレ達は初めてキスをした。
口と口が触れ合うだけの、子供っぽいキスだったけど…オレもウニョクも幸せだった。
多分、これからもきっとオレ達は色々あるだろう。
でも、ウニョクとなら…どんな事も乗り越えて行ける。
お互いを想い合う気持ちがある限り、もう二度とオレ達が離れる事はない。
永遠に……。

おわり
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ドンヘの気持ちはウニョクに届きました~!!・°・(ノД`)・°・
感無量です☆(´_`。)
又、いつか二人の話を書くかもしれません。
読んで頂いて有難うございました~☆
(誤字を一部修正して再アップしました)
※画像お借りしました。有難うございます!