こんにちは!サングラスガールです。
それでは前回の続きから…
朝になった。恐る恐る目を開けようとした。
目が痛い。頭が痛い。
遮光カーテンを閉めていても眩しい。
母がサングラスを渡してくれた。
うん、これならカーテンから漏れる光くらいは耐えられそうだ。
でもやはり、照明をつけることは絶対不可能。
家族がリビングで朝ごはんを食べたり仕事へ行く準備をしている。
私は家族と同じ空間を共有することができなかった。寂しかった。
この日、私は祖母に連れられ、眼科に行くこととなっていた。
サングラスを着け、さらにタオルでサングラスを覆い、祖母に手を引かれて、病院の中へ入った。
ダメだ、タオルを外せない。問診票も書けない。
祖母にお願いをして書いてもらう。
1人じゃ何も出来ないことに絶望した。
診察が始まった。視力検査や色覚検査等、様々な検査をした。しかし、問題は、その全てでタオルやサングラスを取らなければならなかったこと。
痛いに決まっている。
タオルやサングラスを取って、一瞬だけ耐えて目を開ける。検査や診察が終わるまで全力で目を開けて、終わると目を閉じる。
眩しさと、痛みと吐き気で頭がおかしくなりそうだった。
途中で何度もトイレへ駆け込んだ。
目がまわる。どうやら、光を見ると痛みだけでなく吐き気も生じるようだ。
診察や検査が一通り終わった。
結果は…異常なし。
敢えて言うならば軽いドライアイ。
ドライアイが原因で眩しいこともあると、ドライアイ用の目薬を処方された。
そんなわけないだろと、めちゃくちゃ腹が立った。
何度も吐きそうになり、しんどい検査や診察に耐え、わかったことがドライアイだけだと?
軽いドライアイで、こんなにしんどい訳がない。
挙げ句の果てに医者はこう言った。
「精神的なものかもしれませんねぇ」
こんなに夢に向かって頑張り、毎日キラキラして生きているのに、なにが精神的なものだ。私のメンタルは強いんだ。
友人関係も、親子関係も良好。勉強も楽しい。毎日3食お腹いっぱい食べ、規則正しい生活をしている。私がストレスを感じるとしたら、それは体調が悪いことだ!
この時はそう思った。絶対に違うと思った。
こんな病院には二度と来ない。
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