タイで苦難の工場探し その1 | 微笑みの国タイランド場末探索

タイで苦難の工場探し その1

久々にじっくりとタイの話を。

最近の日本企業の海外生産拠点として、長年トップは中国だが、それが少しずつ変わりつつある。
中国がどんどん近代化して安くなくなってきたことや、お国柄様々な問題があるので、使いにくくなっているらしい。韓国も然り。
で、次に候補とされているのが、インドやタイ。その他ミャンマーやラオスなどより安い国があるが設備やインフラが整っていないので、インドやタイが有力だそうだ。
で、現在アジア雑貨通販サイトの「サンファン アジアン マーケット」や、メンズローライズアンダーウェアの「癸-mizunoto-」なんかでタイを利用しているが、買い付けはまだ楽だが商品開発となると想像以上に大変である。
タイ国内で流通しているブランド以外の一般的な衣類の品質は、日本ではありえないくらい低いものであるので、工場もそのレベルの生産を当たり前のようにやっている。
なので、こちらが言わずとも分かるだろう日本の常識で話を進めるととんでもないことになる。

例えば、指示書に事細かに説明していないと、確認もせず勝手に仕様を変更して作ってしまい、「こういうふうに変更しておいたから。」と平然とサラッと言うのである。
もちろんその変更はこちらの意図とは大きく外れており、デザインセンスや技術が10年も遅れていそうな国の感覚で作られたら日本で売れるはずがない。
タイでは衣類は<着れたらいい>レベルであり、多少のホツれや汚れは全く問題ではないらしい。

そんな品質で日本市場ではまず成り立たない。何度も日本の品質レベルを説明するが、その意味を理解できないのか、向こうからしたら、「何で着れるのに問題があるのか?」という禅問答の繰り返し。

この時の交渉で、まずキレない人はいないだろう理不尽なやりとりに、最終的には日本人のほうが根負けして折れてしまう。その妥協が後々さらに苦労の種に。。。
不良品はもちろん山ほど出る。これは中国生産でも当たり前だそうで、日本が細かすぎるのもあるが、世界トップクラスの品質の国が世界ワーストクラスの品質の国で作る自体問題なのかもしれない。。。

世界3大仕事やりたくない国(インド/タイ/中国)と言われてる、その中で一番働かない国タイで仕事をするのは、どんなことでも動じない強靭な精神と、どんな理不尽なことでも怒らない仏のような心と、納期がいくら遅れても焦らないユルーイ気持ちが必要である。それって=タイ人ってことか。。。
すべてがサバーイ(気持ちいい)サヌック(楽しい)マイペンライ(気にしない)に通じるタイの精神論。

そんなことを分かっていつつ、タイで良い工場を探すという無謀極まりないチャレンジをやってしまったが、結果としては、運よく良い工場を見つけることができた。
とは言っても問題はたくさんある。これまでのいろんな過去の苦労や問題は追々紹介していくとしよう。

教訓:郷に入らずんば郷に従え。タイに入らずんばタイ人になれ!

メンズアンダーウェアブランド「癸-mizunoto-」
アジア雑貨「サンファンアジアンマーケット」