何処から来たのか芝生の中からネジバナが一輪生えてきた
ミニ菜園の自生の
は何か分からなかったが、実が出来かかり
どうやらスイトンのようだ。
大きな葉っぱでスイカの日照を妨げていて、スイカの実が落ちてしまう。
正体がわかったので二本残したうちの一本は引き抜いた。
娘に渡した野菜の名前をやっと思い出した「レタス」だった。
娘が新婚の頃、会社の帰りにスーパーで値引き品を買って帰るのが習慣で、旦那の好物のレタスは高くてなかなか買えなかったが、あるとき奮発して買って帰ったら、今日はレタスの値引きが有ったのか、と旦那に言われた、と言っていたのを記憶している。
そんな昔のことを憶えているのに「レタス」の名前が出てこないのが不思議だ。
アメリカのバイデン大統領が言葉が出てこない、分かっていても出てこない気持ちはよくわかる。
昔 会社の社宅で、その後貸家で妹 が相続していた四軒の家の解体がやっと終わった。
五年前に乳ガンの手術をしたが、肺に転移が見つかり、
転移ガンは手術不能で抗がん剤治療をいる。
生きている内に処分したいと不動産屋に販売を依頼したが、問題物件だと断られたと言ってきた。
何が問題かがはっきりしないので、法務局で色々調べた。
この番地に四軒の建物しかないが、何故か十二軒の建物が登記されていた。八軒は他人名義で、今では解体も建築も出来ないとのこと。
60年ほど前に取得した土地で、私の生きている内に解決しろと周りに言われ、明治に遡って過去の土地所有者を調べた。
毛筆で書かれた見にくい字を虫眼鏡で判読して。建物の名義と同じ名前を探して何人かの子孫の現在地を探した。
この番地は昔は広く、その後分筆されたようで、近くに同性の名前も二人いた。現実に固定資産税も支払われていた。今は違う番地だが登記は元の番地のままだった。
これらの人の子孫を調べ委任状を貰い、登記を訂正し、やっと解体出来るようになった。
市に解体補助金制度があり、申し込んだが却下された。
傾いて道路に倒れそうな建物ぐらいしか対象にならないそうだ。この前は地震対策の耐震補強の工事の補助金も申請してみたが却下された。
市は色々補助金制度を設けているが、見せかけだけで予算はないようだ。
解体業者をSNSで盛んに宣伝している会社に見積りを依頼した。数社の相見積もりと宣伝していたが、650万が最安値と連絡が来た。
店子に石材店があり、最近は墓じまいが多く、ついでに家の処分も頼まれることが多くなり、解体業も始めたと言っていたので、四軒の解体見積りを依頼したら、300万でやると言うので依頼した。
やっと懸案がひとつ片付いた。
では、また