君に綴る手紙
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5月11日曇りのち晴れ

君へ気持ちを伝えたくて、2ヶ月振りに電話をかけてみたけれど、出てくれるはずもなく。

メールも送ったけど、返事がなくて3日目。

もう彼女一筋ってことだね。私のことなんか忘れたってことなんだね。

悲しいけど、これが現実。ちゃんと私も受け止めていかないと。

君の幸せを願っているのに、それができなくて、最後までごめんね。

でも、声が聞けなくても、返事がなくても、電話をかけて良かったし、メールもしてよかった。

これで吹っ切れる。

前を向いて進んでいかないと!

なんだか心に穴が開いていたように何をしても身が入らなかったけれど、ちゃんと自分が

帰ってきた感じがする。

おとつい君がいる街に向かったけれど、やっぱり途中までしか行けなかった。

まだあの街には行けないけれど、きっと笑って行ける日がくる。

辛い想いをしているのは私だけじゃない。

ちゃんと毎日を過ごしていけば、いい思い出にできてる。

人生の中にせつない思い出があってもいい。

そうやってみんな恋してるんだと思う。もう君を困らせたりしない。

今度こそ本当のさよならだ。

またいつかなんて淡い幻想を抱くのもやめにしよう。

電話帳からも君のページを消す。

踏ん切りつけないとね。

いままでありがとう。さようなら。

5月3日晴れ

なぜだか君に会いたくて、何度も電話しようかと携帯を眺める。でも、君が精一杯の気持ちで切り出してくれた別れを蒸し返すなんて、できなくて、彼女の立場を考えると二人の幸せを壊すことなんてできない。
君が幸せを願ってるのに、自分の身勝手な感情がうまくコントロールできない。君にしがみついて、気持ちを伝えたい。でも、君を困らせたくない。グルグル同じことばっかり…吹っ切れてきたつもりなのに、まだまだだ。ううん、きっと毎日をなんとか積み重ねて行けば、うまく乗り越えていけるはず!君の隣には彼女がいて、私とのことなんて忘れてると思うけど、それでいいんだ。それがいい。

5月1日曇りのち晴れ

長い休みもあと半分。昨日の新聞で君の勤めてる親会社の大幅赤字の記事を見て、無性に心配になった。
君はまだあの街にいるのかな?もしかすると転勤になってるかもしれないね。そんな些細なことでも知りたい。なぜだか今頃になって、すごく会いたくなってる。お互いに必死で堪えてたのに、会いたいなんて一言を口にしたら、君をまた苦しめるだけだよね。きれいなままの思い出で、そっとしておこう。
ジレンマが苦しい。引いては寄せる波のように、私の気持ちは揺れてる。