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追悼の儀式を祈りて。




幾度となく訴えた
紅い月の存在に

誰もが気付いては
くれなかったとしても
僕は。


(愛は美しい。
 そう説くあなたは滑稽で
 愛なんて欲望の
 仮の名でしかないのだと

 神に誓っても。)





おかしいんだ。
結局は総て。



寂しさと闘う
この世界に
もう希望を抱くのは
よそう、と


決意しては揺るぎ
さよならと云う
たったひとつの残酷を

告げることは
到底 、 できませんでした。



愛してるのスペルに
希望にも似た
光る月を重ねて

そうして僕は
闇夜を照らし



独りだと叫ぶ
孤独に寄り添っては


諭すべき答えを
唄うのでしょう



愚かしいほどに傲慢な
あなたへ。


「大嫌い。」

(20070901)

Borderline.




夢と現実の境界線を
あてもなく探し続けるけれど
何処にでもあって
何処にもない。
そんな架空で満ちた
空の碧のような存在を抱きしめたい、なんて
それこそ滑稽な
夢物語の一部でしかないのだと
純粋な追憶に似た真実、を、疑わずにはいられないのです。

(20070814)

罪。




つきは満ちるだろうか
こんなにも残酷な罪を赦した この僕を目の前にして
識るはずのないパスワード
あなたに告げられたのは
深く酸素を吸い込んだときの息苦しさに似た
神に召されし子羊の
ただ その居場所だけでした
僕はきっと指を鳴らして待っているでしょう
モノトーンの空の下にて
あなたの頬を伝う
たったひとつの追憶の水滴を。

(20070809)