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神奈川県相模原市南区で
『ママと赤ちゃんのサロンSUNFLOWER助産院』
を開業しています
助産師のざいかわです。
2時間半、お話ししたり練習したり。
その中でも
経産婦さんたちが全員
「え…」
と絶句してしまった内容をこちらではシェアします。
赤ちゃんの抱き上げ方です。
これは講座の最後、
さぁ帰りましょ。と
赤ちゃん抱き上げた様子をみて
ちょっと待った〜ぁ！！
と追加でお話ししました。
第二子ちゃんと一緒にご参加だったお母さんが
していた抱き上げ方はこれ。
画像お借りしてます。
脇に両手を入れて
ヒョイっと抱き上げるやり方。
経産婦さんに圧倒的に多いです。
あとは
医療従事者。
はい。
わたしたち助産師です。
慣れ…？
いい塩梅で手が抜けるようになることは
とてもよいこと。
ですが、
これは赤ちゃんの立場からすると
どうでしょう。
誰かとペアになって急に脇に手を差し込まれて
グッと上に力を入れてもらってみてください。
背後からやってもらうと
より赤ちゃんの立場に近いでしょう。
向き合ってでもいいです。
いくよーと声をかけてからでもいいです。
わかってたって
急にやられたらビクッとします。
わかってたってびっくりする。
じゃあ、
今から来るぞ、なんてわからない赤ちゃんだったら？
しかも、横になった状態からです。
赤ちゃんの場合
頭の重さは体重の30%。
その重さがもろに頚椎にかかります。
身体、めっちゃ緊張しません？
1日に何度も抱き上げられるたびに
ビクッと緊張する。
緊張すると交感神経が優位になって
眠りが浅くなったり
飲み方が浅くなったり
刺激に敏感になったり
背中スイッチに磨きがかかったり…
書き出すとキリがないですが
赤ちゃんの持っている能力を最大に引き出すためには
身体はリラックスできるようにお手伝いしてあげたいのです。
経産婦さんたちが全員
「いつもそうやってました…」という中、
この日唯一の参加者だった初産婦さんは…？
「その抱き上げ方はやったことないです！」
と逆に驚いていました。
「赤ちゃんは首が座っていないので、必ず首の後ろを支えて抱きましょう」
母親教室でも産後の入院中も
おそらくみんな一度はそう教わったはずなんだけどなぁ。
おそらく医療従事者の慣れた手つきが
それっぽく伝わってしまうのかな…
脇の下で抱き上げるならば
せめて、
こう。
親指以外の指で後頭部まで支える。
けど、
手の小さなお母さんにはキツイ。
腱鞘炎にもキツイ。
そして赤ちゃんは床から離れたとたんに
下半身ぶらーんとなって
背中は伸びきってしまうので
やはり緊張スイッチ入ります。
癖になってると
なかなか自分では気づかないかもですが
ちょっと振り返って
自分がされたら心地よいか…
見直してみるのもいいかもしれません。
スリング講座では
『自分がされたら心地よいか』
の問いは
かなり頻繁に投げかけます。
抱き方
飲み方
揺れ方
さすり方
寝かせ方
食べさせ方
食べ方…
ひとつひとつ
ぜひ一緒に考えてみてください^ ^
ちなみに。
首の座った赤ちゃんでも一緒です！！
首が座ったからってすぐに
体重の3割にもなる重みを瞬時に支えるのは
負担にならないはずがないからです。
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