
彼は朝9時頃到着し、まずはふたりでガストにいって遅めの朝食をとりました。
その後、ちょっとした用事を済ませ、お昼前には僕の部屋に。
着くや否や、早速彼に本を渡し、食べたいパンを選んでもらいました。
時間や材料も考慮して、今日は3種類のパンを作ることにしました。
・コーンミールを使い、発酵させないパンの「コーンブレッド」
・ごくベーシックな「コッペパン」
そして、最後に彼が選んだのは結構大変な「クロワッサン」でした。
クロワッサンはバターを織り込んだ生地となるので、なかなか手間がかかるのです。
時間配分と段取りを考え(なぜなら、違う3種類の生地に対してオーブンはひとつ)、パン作りをスタートしました。
テレビで映るパン作りは大概生地を練るところを少しと形成するところですが、それは工程の2割くらいと考えてよいでしょう。
パンは基本的にイースト(酵母菌)で2度発酵させて膨らませます。このため、1次発酵までが重要なのです。
ぼくたちはクロワッサン作りを中心に、コッペパンの生地はホームベーカリーに作らせ、これらの発酵時間にはコーンブレッドを焼き上げていきました。
分業で片付けも同時進行で行いながら、順調に生地が出来上がっていきます。
そして、1番楽しい「形成」の工程までやってきました。
たわいもない会話を続けながら、コッペパンを好きな形に丸め、失敗しながらもクロワッサン(三日月型は頓挫しました・・・笑)を作り、オーブンの天板に並べていきます。
2次発酵を促して、焼き色を見ながらオーブンで順番に焼いていきます。
パンが膨らみ、きつね色に焼けていくと、自然にふたりとも笑みがこぼれます。
天板とオーブンをローテーションしながら、合計12個のパンと、ケーキ型のコーンブレッドが焼き上がりました。
簡単に書きましたが、ここまで約5時間半かかっています(笑)。
そして焼き上がったパンに、先日紹介した「とりはむ」やクリームチーズをサンドして、できあがりです。
とっておきのブルーマウンテンをいれて、コーヒーで乾杯しました。
こうしてブレッドパーティをいいトシした「やもめ」ふたりで楽しみました。
友人にはクロワッサン生地のパンに「とりはむ」をサンドしたパンがもっとも好評で、たしかにぼくもこれは「お店の味」かも・・・と驚きました。
無塩バターが切らしてしまう、間違えてコーンブレッドに塩を入れてしまう、のしている途中にクロワッサン生地からバターがあふれる等、失敗はたくさんありましたが、それもまた笑いの元になりました。
今、友人はメガネをかけたまま(コントみたいに変な角度にズレてる)、横で熟睡しています。
でも、久しぶりにこころから楽しかった・・・本当にいつぶりだろう。
ありがとう。来てくれて。感謝してるよ。
病気のことを悲しそうに聞いてくれたね。心配かけてごめんな。
ぼくは正直にすべてを話すことができました。
また少し、楽になることができました。
今日のパンの味は、書いていて恥ずかしいのですが「友情」の味でした。