パリでの日本視覚詩展とアートガーデンかわさきでの日韓国際版画展、
おかげさまでぶじ終了しました。
視覚詩展は、作品を面白がっていただいた声が
パリから届いて今後の励みになりました。
版画展は、「版画とは何か?」現在の版画が多様に提示され、
学び多く友好的な展覧会でした。
作品と対面してご覧いただいた皆さま、関係者の皆さま、 
見守っていただいている皆さまに心から御礼申し上げます。

言葉アート素ことば展示風景

▲日韓国際版画展:朝日新聞(9/30)に掲載されていた作品の展示風景です。
初日に会場で星素子がご来場者に言葉アート作品の解説をしている光景が
写真掲載されていました。
国内外で展示したことのある(作字し版をもちいて制作した)旧作から
セレクトして設えました。※言葉アート素ことば新旧8作品を展示。

新聞

会場で写真右の素ことば「Itadakimasu」をみた学生さんが
「友達100人できるかな♪という音楽が浮かんできました」と
小さな声でうたって伝えてくれたことも印象深く。
これまで展示やワークショップなどで対面した方から多様な感想を
ダイレクトに伝えていただける機会に恵まれている
(本当に有り難いことで。時々音楽で連想したものを伝えてくれることも)
素ことばですが、今回の歌はこの会場だったからかなとも感じたり。

手折新作/版画展

▲アートガーデンかわさき版画展での、新作手折シリーズより。
右に左に歩いたり…面白がって観ていただけたようです。

手折の新作/パリ

▲パリで展示した日本視覚詩展での手折シリーズより。※新旧6作品展示。
「見る位置によって文字(素ことば)が浮かんできて面白い」などと
お楽しみいただけたようです。

準備は、紙と向きあうことから始めました。とにかく手を動かしてすすめるなかで、
折形で学んで手が覚えていた-山折谷折-の基本をくりかえし試行錯誤を重ねて漸く完成。
それから、日韓国際版画展にむけて粘って試行錯誤。パリでは1枚づつの作品でしたが、
トランスペアレンシーな3枚の紙を版にみたて重ねることで色を添えました。

ポエジー(詩)が先で、プリント(版)が後。
奇しくもこの順番で同じ季節におこなわれた2つの展示。 
制作手法は様々ですが、タテ・ヨコ・ナナメ…循環する素ことば詩型から、
作品に内包されたポエジーを、自由に漢字を感じて楽しんでいただけたら幸いです。
制作中「これからもよいかたちで…」「素ことばの素を考えてみると…」と、
初個展の際に感想を伝えてくれた人たちの言葉がしぜんに思いだされて
BigDrop(心の栄養)に。真摯につづけているかぎり創作の喜び(のようなもの)は
鉱脈のように有ることを実感。初心忘るべからず。なるべくよいかたちで
みんなに楽しんでもらえるよう地道に精進していきたいと思いました。





すべてに☆感謝






言葉アート 
星素子