Title「キボウ」2011.03.20
言葉アート 星 素子
ふんばれ、日本。わたしたち、人間。
謹んでこの度の震災で亡くなられた方々の
ご冥福を心からお祈り申し上げます。
被災地の方々の苦痛が少しでも和らぎますように。
今その地で生きたいと願う1人でも多くの人が
どうか生きぬけられますように。
わたしたち人間が、困難な状況でも希望をもって、
新たな復興のときを生きることができますように。
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「東北地方太平洋沖地震」から約１週間が経ちました。
こんなにも“祈る”ということをした日々はあまり記憶にありません。
（記憶は時とともに薄れてしまうものでしょうか。
意識次第、出来事次第ではないかなと思います。）
日本の友達、海外の友達からのあたたかな言葉にはげまされ
被災地の人達、救済している人達を熱い気持ちで見つめ、
未曾有の大震災に、未曾有のさまざまな愛ある想いや見識が
ひとつの大きな彗星のようにインターネットに飛び交っている様子を見ました。
「ワレワレハ ドウヤッテ コレカラ
カシコク ヤサシク シンカ デキル？」
自然はおそろしいものだけど、
自然は人をたすけてくれる。
空をみて、人は人と、
つながることもできる。
知恵を交わして、
想いを交わして、
温度に勇気に笑顔になって。
その瞬間の積み重ねが、
未来になって。
現実から目をそらさずに、
地に足をつけて。
いこう。
「希望」を忘れず「想像」することから、
はじめることができたらと思います。
そして、じぶんに出来ることを出来るときに、
心を込めて行うことができる人で
ありたいなと思います。
すべてに☆感謝
PS１：
「言葉は、いつも、海岸の砂を手で救うときのように、
さらさらと、指のすき間から、こぼれ落ちてしまう。」
ずっと言葉を扱う仕事や
日々の生活のなかで思っていました。
目に見えるものすべて、
届けたい気持ちすべてをそのまま
言葉で表わそうとすると
膨大な言葉になって、
いくらページがあったとしても足りない
と感じる思いが蓄積されていました。
そうして私は言葉アート：素ことば（為事）で
４Letter Wordのタイポロジー詩をつくり
こぼれ落ちる言葉たちをすくうように、
球体をつくるように、
まあるくまあるく、こしらえています。
●いちばん上の作品画像について。
見るひとが少しでも元気になったらいいなと願い
3/19の深夜に、東京（プチサバ町商店街）の上空を
写真に撮った「スーパームーン」
（地球と月が最接近する現象の月）と、
活版印刷の作品をコラージュしてつくりました。
タイトルは「キボウ」です。
日づけが変わり、3/20の夜は満月ですね。
●３月後半から４月初めにかけて、
偶然にも関西で行われる２つの展覧会に参加します。
ご興味のある方はぜひご来場いただけたら幸いです。
【トニカク文字入り ポストカード展 in 関西】
（Japan Letter ArtsForum主催）
場所：IRORIMURA［89画廊］
（地下鉄谷町線 中崎町駅 JR高架下 イロリ村）
期間：2011年3月30日（水）～4月4日（月）
12:00～19:00 （最終日17:00まで）
※「活版印刷 言葉アートはがき」
のみを出品する予定でしたが、
祈りの日々のなかで制作撮影した
3/19夜のSUPER MOON写真との
コラージュ「キボウ」（冒頭）を
REデザインし葉書にしたものを
追加で出品いたします。
（追記）作品売上は、主催J-LAFを通して震災義援金として日本赤十字社に
寄付させていただきました。
【SAKURA展】（ギャラリー企画グループ展）
場所：［R&P Gallery］兵庫県西宮市（阪急神戸線 夙川駅前）
期間：2011年3月31日（木）～4月10日（日）
12:00～19:00 （水休／最終日17:00まで）
作字し和紙に印刷したコンセプチュアルアート作品を出品。
●「東北関東大震災 被災地支援募金活動／アートエイド」
に賛同し冒頭の「キボウ」を義援はがきにした作品を寄贈。
（追記）募金は西宮ギャラリー連絡会NGLより
日本赤十字社を通して送金されました。
PS２：
みんなの気持ちが空に届いて、
「がんばれ！」って伝えてくれて
いるように見えませんか？
3/16の夕方に撮影された夕陽と鳥たちの写真。
※以前仕事（CI開発 企業ステイトメント）で
お世話になった企業の社長から送っていただいたもので、
ご友人を介して入手されたとのこと。
元気になる写真を有り難うございました！
PS３：
まだまだ書きたいことはあるのですが、
またPSが本文より長くなってしまいました。
いま、生きているわたしたち。
時々ちゃんと息継ぎをしながら、
１歩１歩すすんでいけたら
いいですね。
PS４：
やはりどうしてもこのページ内に
書かずにはいられません。つづき。
それは、たとえ「逆進化」してでも。
これまで間違っていたかもしれないこと、
今だから描けるビジョンにむけて、
１つひとつを、直して治していくことができる機会。
希望というのは、これから善く変わることができる
ということへの「希望」でもあります。
例えば１つ。
想像するために、事実を事実として、
正確に把握することができて、
個人個人が判断できビジョンを育めるような
かしこいジャーナリズム・
やさしい情報開示がほしい。
【かしこい○○○○／やさしい○○○○】
逆もまた真になり得るのではないでしょうか。
あなたなら、何をあてはめますか？
「ワレワレハ ドウヤッテ コレカラ カシコク ヤサシク シンカ デキル？」