2人に1人 | 週刊さんでいリターンズ

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起業系コメントが面倒になったので(わしはまだ病院にいたいんだお)、コメントは承認制にしました。基本知ってる人のコメント以外は承認しませんのであしからず。1日10人も見にこないブログで営業しても効果は少なかろうになあ、ご苦労さま。まあ、頑張ってくれ。

こにちは。バロム1じゃないよ(それは2人で1人、バロローム)

題名と裏腹に今日も真面目なことを書くよw

日本人の2人に1人、つまり50%の人はがんになります。
脅しでもなんでもなく、統計ではっきりしているのでわしに文句は言わないでくれさい。

 

遺伝要因も関係あるものの(曰く10~30%)、環境要因の方が大きいと言われている。

某資格試験のためぽつぽつ勉強しているのだが、その資格に関わる財団の存在意義にもつながるためでもあるのだろうが、テキスト上で運動ががんを予防・改善する主張の圧が強い。

 

特に今日本人の中年以降に増えている大腸がんのリスク、特に結腸がんについては運動で50%改善が認められるらしい。乳がんの発症リスクに至っては、身体活動性が高いとマンモグラフィ検査でも密度が低く、乳がんリスクが低下していると日本でも発表されているが、

 

 

座っている時間が多いと運動の効果が打ち消されるようだ。

 

 

※症状の改善と誤解を招きそうな書き方をしたので直しました。すみません。

原文で読んでるわけじゃなくてm3(医療系サイト)が出典ですが、貼っても会員じゃないと読めないので原文で貼ります。

運動って何すればいいのよ、とよく患者さんに問われるので書いちまうが、わしが現場にいた時は1日20分以上歩くこと、10分2回でもいいよ、それと筋トレはやって頂戴、と壁を使用したスクワットを教えておいた。

 

それは運動をしてない人向けであって、自分はそのレベルの運動では現役時代より消費カロリー数が極端に減って体重が増えてしまうので、トレッドミル平均1000キロカロリー分の歩行(走行にすると関節傷めるので坂路歩行で最低80分だよ、どれだけ仕事で動いてたんだよw)と自分の体重より5kg軽いレッグプレス(本当は自分の体重にしたいのだが現状挙がらないんだTT)は最低週5日以上行っている。それでも体重維持がせいぜいがとこだ。40代前半までは筋肉が付きやすい体質で同負荷の筋トレ3日もすれば負荷を挙げられたのに、今や1日休むと同じ負荷を挙げるのが大変。
 

10年前自分で発表した通り、たくさん運動をしていた人の方が、病気になった後は一気に体力が落ちて予後が悪くなりやすいのはどうやら本当だ(がっかり

これが歳をとるということなので、前回の文献のように老けたと認めてはいけないと言われても「事実を認めないことに意味があるのか」と思うひねくれ老女のわしである。

 

でも、酒の負荷だけは下がらないな。わしの肝臓、ありがとう。(いや、わしは反省しろ)


シニアに運動を勧める最近の世間の動きはどこの陰謀か知らんが、よいことですな。


今日のシニアダンスを取り上げた番組はよかった。自分でイントラの方を練習でやってみてよくわかったが、指示を出しながら踊るなんて全然できなくて、踊りか指示のどっちががとまっちゃうし、全くリズム感のない人が指示を出すと指示される方がパニックになるのだが、それはそれでみんなが笑顔になっちゃって、音楽とダンスの力ってすげえ、と資格講座のエアロビ授業は真面目に感動した。音に合わせて動くデュアルタスク(二重課題)だからボケ予防には最強。シニアはオレオレ詐欺以外なら踊り踊らされるがよい。そしてパパイヤ鈴木さんはナチュラルに褒めるのが上手い、さすがダンスの人だな、と感心した。

 

 

ところでね、今大腸がん患者ってマジで増えててわしもPT学生の同期を一昨年この病気で亡くした。消化器と子宮は出血(子宮は特に臭いがひどいと言うね)で比較的早くわかるだろうと思い込んでいたので医療従事者でも気づかないかとものすごくショックを受けたのだが、生理がある女性の場合は難しいのかもなあ…

 

 

ちなみに診断が難しいと言われるすい臓がんについてのわしの個人的な経験ね。個人的なものだから、絶対という意味ではないですよ。


複合弁膜症で置換術既往の80代女性。心不全コントロールは良好なBMI:27(25以上が肥満、30は高度肥満)程度の固太りの肥満、食欲旺盛で元気、運動は大嫌い。HbA1cは7.0ちょい切り(確か期間内の急な上昇なし)のDM(糖尿病)、服薬コンプライアンスは良好だが、肥満の自覚なく毎回朝から牛丼屋で肉飯食べてから来院。


某大学准教授の診察で毎月来院、半年以上C反応性蛋白(CRP)が決定的ではないが0.5内外(基準値0.3以下)のだらだら高いのが気になっており、高カロリー食を控えて運動するように管理栄養士と二人でぎゃんぎゃん注意していたが、自分は太ってなんかいない、と逆切れして行動変容なし。

 

ある時大好きだった某准教授の診察をキャンセル、おかしいと思ったら、食欲不振と体調不良で担ぎ込まれた病院の検査でStageⅢ以上の膵臓がんが発覚した。それまでCRP以外の異常値はなかったが、発覚した翌月から肝機能等異常値の嵐。こうなるまで異常出ないのかよ!

確かになあ、はじめに入った病院のリハ医から、CRPが微妙に高い時て、がんが隠れてるかもしれないから気をつけないといけないよ、と教わった。
でも、CRPが標準よりちょっと高いぐらいで患者さんに「がんかもしれませんから検査して」って言える?(涙)

 

結論:持病のある方、毎月CRP微妙に高いの続いたら、念のため検査行っていただけるとよろしいかと(涙)

あ、検査も大事だが、それより運動してくれって書かなくちゃダメだった!
リスクも減らすがオペ後の予後や症状も改善します!