仕事納め | 週刊さんでいリターンズ

週刊さんでいリターンズ

起業系コメントが面倒になったので(わしはまだ病院にいたいんだお)、コメントは承認制にしました。基本知ってる人のコメント以外は承認しませんのであしからず。1日10人も見にこないブログで営業しても効果は少なかろうになあ、ご苦労さま。まあ、頑張ってくれ。

コロナワクチン3回目接種を今日終えたさんちゃんですこばわ。

従来なら11/30で賞味期限切れ(←止めれ

 

とか、余計なことを言うから病院からいろいろ怒られるのだが、それは母親譲りだということがわかった。

 

一昨年の年の暮れに突然の坐骨神経痛(疑い)で、長時間歩けなくなった母親を1か月に1度整形外科に連れて行くが、内科の主治医のところまで歩けなくなったため、同じビルにある新設の内科にお世話になることにした。

そこに区の検診に連れて行きがてら、お世話になりたいことを依頼すると快諾してくださり安心したにもかかわらず、診察が終わって医院を出て自動ドアが閉まらないうちに、母ちゃんったら

 

「この狭さじゃ、火を付けられたらあのビルみたいに逃げられないね」

 

言い終わる前に「止めなさい」と注意するわし。(汗)

勘弁してくれ。

 

そんなこんなで年内最後の週、老骨に鞭打って昼休みに学会用のデータ収集をしようと思っていた月曜日、

リハに来られている患者様からさんでい科長宛てに電話ですー、と医事課から回された電話。

「ヘルニア手術した腹が痺れるんだが、どうしよう。診てもらうことはできるか」

オペしたのはうちの病院だから仕方ないな。来るように伝えて医事課に院長の診察予約を入れてもらう。

 

で、昼休みに茶を汲んで、さあデータ入力、と思ったらまた医事課から電話。

「院長の診察が混んでいるので先にリハをお願いします」

は?診察で痺れはリハして大丈夫か調べるのが先でしょ?と思ったのにもうそこに患者さんがいる。

 

患者さん「あんた、昼飯食べたの」

わし「いや、今12時になったとこですから食べてませんよ」

患者さん「悪いな、それじゃ、なんか持ってきてやれば良かったな」

持ってきてもらっても飯食いながらリハビリする理学療法士なんているかよ!てか、悪いと思うなら大人しく診察待っててくれや!

 

と思ったが仕方ないので、バイタル(血圧、脈拍、酸素)測ったら、通常に比して明らかに変。

反応を見るために軽度の負荷をかけながら、反応から不食からの脱水が疑われるので飲める水分を大量に飲ませて、元に戻ったのを確認して診察に送り返すそばから、院長に知らせるべく光の速さでカルテを打つ。

 

で、火曜日。

今日は循内受診の患者さんが多いし(循内の方が心配性の患者さんが多いと思うのは当院だけか)説明多くしながらエルゴ(自転車)運動中の患者様のバイタル測定をしていると、またもや

リハに来られている患者様からさんでい科長宛てに電話ですー、と医事課から電話。

「肩が痛くてたまらないんだけど、診察に行ってもいいかな」

「・・・肩ね。前紹介した整形外科は肩が専門だから、そっちの方がいいんじゃないかな」

「おたくの病院も整形ある?」

「あるけど、専門じゃないよ」

「痛みは前と同じで左側から背中が痛いんだよ」

 

左の肩、だと・・・?しかも前と同じ、って急性大動脈解離!または左だからAMI(急性心筋梗塞)かよ!

 

「すぐ、うちに来て!」

「ヘルパーが帰ってくるまで行けない」

「何時に帰ってくるの??帰ってきたら電話して!で、すぐに来て!」
 

電話を切って、医事課から案内係から循内ドクターまで駆けずり回って受診の手はずを整える。

12時にご来院して検査の結果解離拡大疑いで入院拒否した患者様を散々っぱら説教をして帰す。

また昼休み潰れる。

 

今日は何もないだろうな、と思った水曜(今日)、集中した患者様を軽やかにクリアしてあと一人を待っていたところ、またもや今日リハの患者様からさんでい科長宛てにお電話ですー、と医事課から電話。

もう嫌な予感しかしない。

 

「さんでい先生、助けて。転んで骨折して動けないの」

助けろとは。

「おたくの病院入院できない?」

リハじゃねーのかよ!

 

と思いつつ、状況を聞いた上で医療連携課に相談して入院の手はずを整えてもらう。

病棟での手続きを待っているお父さん(患者様のご夫君)との連絡係をしている間に今日も昼休み潰れる。

 

リハをしているより相談係の時間の方が長いな、と思った。

10年前、いや整形バイトまでは明らかに技術の方に自信があったし、トーク(相談)より技で患者様を説得できたのに、患者様はわしに相談をもちかけるようになった、というのは人徳でもなんでもなく、わしが技術をおろそかにしてトークでごまかしているからではないのか?そうだとしたら、わしはいい人でもなんでもないな。
 

こっから技術の人に帰るにはどうしたらいいのか。これがわしの来年の課題ですお。

ただの愚痴で終わるかと思ったら、真面目に締めたwww

 

本日の結論:歳をとりましたのお。皆さま、良いお年を。