久々の表にきですな。
毎日生きているのでネタがないわけではないのだが、余所様に読んでいただくほどの内容ではなかったので、チラ裏に書いてました。
近況を三行でまとめると、
体調はここんとこ良くない、でもまあ病気とトシ考えるとこんなもんじゃね?
仕事では、臨床はともかく環境劣悪すぎて考え時(もう考えてるけど)
小論文練習した甲斐はあったみたいよ
という感じ。
最後の「小論文」だが。
最近結果発表があった某エッセイ賞で賞を頂いた。
狙っていた大賞ではなかったが(大きく出て申し訳ない)、拙文が原稿用紙1枚あたり3万円になったと考えるとまずまずの結果だった。
大賞の作品は、自分と全く傾向が違っており、負けた理由は文章力というより企画力の差だと思う。選者の一名がおっしゃっていた通り「あれにはやられた」とわしも思った。
わしと同じ「自分下げ」でも読後感は爽やか軽やか。なるほどなあ。わしはまだまだ未熟者だよな。
尊敬する選者の御一方に「乾いたタッチと評価していただいたが、相方の曰く「文が重い」。まあ、今回は敢えて狙ってそっちに振ったので、わしとしても「重馬場」でなくとも「濡走路」ぐらいの仕上げだった。ところが、最近はそういうテーマは受けないみたいだ。重鎮選者には好意的な評を頂いたが(だから入賞したのだろうが)、若い選者(といってもわしとほぼ変わらない)には低評価だった様子。もっともわしは元々同年代の男の子には受けが悪いから気にしない。・・・そういう意味ではわしの子供でもおかしくないぐらいの人しかいない今の職場は気楽ではあるな。変なおばさんであることはもうバレてるし。
話を戻して。
ここ数年の受賞作を読んでなかったから、完全に傾向を読み間違えた。狙ったわけでなかったが、たまたま今年は企画の年回りだったわしはラッキーだっただけかも。通年であれば、佳作ですら逃していただろう危険なテーマだった。まー予選は通っただろうがね。(大きく出てすみません×2)
次回発表される佳作の方には、かなりの文章達者がいるらしい。変な意味ではなく、単純にその方たちの文章を読むのが楽しみ。
でも、ここでの賞狙いはしばらくいいや。わしの作風と今の流行が合わな過ぎる。書きたいことを書くだけなら流行なぞ気にしなくていいが、コンペで賞狙いとなるとそういう訳にはいかんので結構しんどい。論文投稿と似ている。
とにかく今回の件では煌めく作家の名前を冠した文学賞を複数受賞されている選者の方から長文の高評価を頂き素直に嬉しゅうございました。ありがとごさります(へこ)
久々に文系としての頭を使ってみたが、自分の世界観と文体が時代遅れということを理解した。大衆を唸らせ引っ張り込む確固たる世界観と文才を持ち合わせない小さな文章書きであるわしの限界である。が、流行の風は巡るものでもあるし、そのうち自分の作風合った風も回ってくることもあるだろう。それまでこの分野はお休み。また理系として頑張ろう、臨床家としてもまだやれる。
でも、某会報誌になら力を抜いた駄文を書いちゃおっかなと思ったりする(←またこうやって自分を追い込むようなことを・・・
本日の結論:バカもおだてりゃ木に登る。
いや、自重して三歩下がっとけと(汗。