元ダンスィと宇宙戦艦ヤマト2199 | 週刊さんでいリターンズ

週刊さんでいリターンズ

起業系コメントが面倒になったので(わしはまだ病院にいたいんだお)、コメントは承認制にしました。基本知ってる人のコメント以外は承認しませんのであしからず。1日10人も見にこないブログで営業しても効果は少なかろうになあ、ご苦労さま。まあ、頑張ってくれ。

日曜日は表題の「宇宙戦艦ヤマト2199」にはまっている相方みかんに連れられて映画のレイトショーを観に出かけた。

レイトショーでなくてはいけなかった理由が、日曜日の放送を観てからでないと、映画の方が先に行きすぎるかららしい。その情熱をもっと別のところにそそげよ、と思わんでもないのだが、現在相方の仕事は平和なので、こういうことになる。

例によってまた本題からずれたので話を戻す。

今作品は、オリジナルの矛盾点を回収しながらもできるだけオリジナルの設定を生かしているせいか、リアルタイムオリジナルをで観ていた層、つまるところ現在40代半ば~50代半ばの限局的な年齢層に受けているようだ。そのあたりはガッチャマンも同様なはずなのだが、両作の違いはガッチャマンは中途半端に若年層に媚びようとして、オリジナルの設定を無視して大コケした、と分析されている。

どちらも若年層に受けない理由は、たぶんもう”正義のために戦う”という基本設定が、平和尊重・戦争良くない=戦うなんてカッコ良くないと考える若者層には受けないんだと思う。現在のTVプログラム的に、戦うために必要なものは、葛藤や自己陶酔や恋であり、多分正義ではない。って、印象に過ぎないが。大義名分が必要なのはいつの時代もおんなじだろうがな。

また、今回のレイトショーは、開始が21:00台、しかも日曜という家族(子供)持ちには厳しいだろう時間帯という背景もあり、観客の入りは半分以下であった。

そして、見事なまでに

観客は40半ば~50代半ばと思しきおひとりさまのおっさんばかりであった。むしろおっさんしかいなかった。通常なら映画の後は女子トイレは混むのだが、わし含めて3人しか入らなかった。

映画が終わった後に、粛々とエスカレータに乗るおっさんの群れは不気味でもありながら、通勤ラッシュのような無機質さはなく、ある意味厳かな雰囲気であった。

相変わらず相方はいろいろ言っているが、わしはつきあい程度のことしか知らないので内容には深く触れない。


今作品では、実写版ではキムタクが演じたぐらい、オリジナルでもキャラが立っているはずの「古代進」が目立たない。エンドロールでも、一番初めに名前が挙がっているのは沖田艦長だ。

理由として、古代役の声優さんが、「しろくまカフェ」のラマさんだからだろうか、というのは冗談で、ひょっとして元ダンスィ・ヤマトファンの年代のせいなのだろうか、と思ったりした。製作側も、観ている側も沖田艦長の年齢の方が近い。オリジナルヤマトをプロデューサーの西崎氏が企画した時、39歳。監督の松本零士がデザインスタッフになったのが36歳。今作の2199の総監督・出渕氏が御年54歳。オリジナルの設定では沖田十三52歳、古代進17歳だ。

それはともかく、地球に還った日を12/8にしたのはいただけないなあ。
それ、真珠湾の日だからじゃなくて、出渕さんの誕生日だからだろ。やっぱりオリジナルの放映最終日通り、映画の終わる9/6にしとけよ。(←それはわしの誕生日だ)

あと、普通に考えると、軍隊で一尉が艦長代理はないだろうな。オリジナルほど好き勝手したら、世の中示しがつかん。

と、思ってみたりした。

わし個人の話だが、今週は代理出勤があるので今日これからの通院を含め、ウィークデイは全部病院だというのに日曜深夜まで遊んでいた件。今後も徹夜や深夜労働は論文や発表の前にはよくあることだから仕方ないが、深夜酒はいかん、病人なんだから。反省。不健康な生活を楽しむためには、最低限の健康が必要だ。病人が不健康を自慢するのは、不細工が不細工自慢をしているようなもんだ・・・。

ところである種の病人の機能回復について検討をしている今日この頃だが、すんばらしく胸熱な結果を叩きだすのは見事に40代半ば~50代半ばの「ヤマト世代」の「男性」だけなんだな。おっとこれ以上はまだ言えない。