制作業はブラック上等 | 壁の穴強盗団

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気がついたら前のエントリーから1ヶ月以上経ってる。

まぁ、誰に約束したわけでもないブログであるから良いのだけど、ちょっと忙しくなると継続しなくなるのは矯正していきたい性分だ。

ここんところ、色々と仕事してたわけだが、モチベーションも低迷したままなのでミスも多い。というか、期限ギリギリにならないと動かないあたりがすでにミスだ。それでも通用するんだから"世の中、甘いなぁ"とも思うし、そうやって長くキャリアを重ねてもウダツが上がらないのだから"世の中、厳しいなぁ"とも思う。

今、世を賑わせてる「ブラック企業」だが。思えば、ブラック企業と呼ばれる様な会社にしか在籍した事がない。というより、会社がブラックでなくても、自分自身がブラック企業社員の様な働き方をするのだから致し方ない。

制作業はブラック企業的要素を多分に孕んでいる。今居る会社は明朗給与であるのだが、労働時間については何かしらを保証してはいない。受け持つ案件によっては1~2週間も家に帰っていない社員だっている。そんなに長時間会社に居て仕事してもらっても、その全部を給与に反映することは出来ない。

時間がかかるのは自分の能力の無さの所為かも知れないし、客の要求の高さの所為かも知れない、クオリティにこだわれば当然時間はかかる。手を抜けばコストは削減できるが、クオリティの低下も伴う。

制作業は時間や数字を金に換える仕事じゃない。だからこそ、この仕事を選んだのだし、だからこそ、この商売に就いた時から「真っ当」な労働条件というのを諦めている。

真っ当に働きたいなら、真っ当な給金を貰いたいなら、クリエイティブな仕事に就くべきではない。クリエイティブ業が儲からないという事ではない。儲かる時だってある。でも「真っ当」では無いはずだ。

真っ当とは何か?真っ当ってのは"ぼったくらない"ことだ。客の顔見て、財布の中身を予想して値段を上げ下げするのは"ぼったくり"だと思う。しかし、そういう真っ当な考えを実践していては、制作業を長くはやっていけない。

値付けが"ぼったくり"なんだから、制作者の給金だって"ぼったくり"になるのは当たり前だ。そこら辺の感覚は、勤め人経験しかないクリエーターは納得できないらしい。

とまぁ、書き出すと筆は進むね。
次はフリーランス経験のないクリエーターは使えないって話でもしようかな。