就学児委員会の問題は
多分、何らかの特別支援を受けられるだろうが
なんの特別支援に当たるか、ということ。
つまり、
5分と黙っていられない
座っていられない息子に
知的特別支援か
情緒特別支援を受けるよう
判断されるかもしれない
けれど、ほとんど発達の問題だが
ここは視覚による認知機能低下のためと
あえて盲学校の先生は主張することにしましょう!と
意気込んだ。
なぜならば、知的特別学級では
視力に対して専任の先生はつかないこと
要するに、見えないフォローや理解は進まないだろうということ
7歳から10歳の視神経の発達が一生のうちの最後の伸びしろ。
この時期に視覚に対する手厚いフォローと
適度なペースの学習環境(つまり飽きたらお休みをとる)
よって一生のパフォーマンスが決まってしまうから。
しかし乗り得る壁はまだあった。
定員数だ。
特別支援学級を新たに開設するには
最低3人の該当者が必要と
設置基準には書かれている
そんなのははじめから
私達はぶっちぎるつもりで走ってきた
このままラストスパートでゴールを決めるつもりでいたところだった
ところが手強い相手が現れた
突然ゴール手前で逆風が吹いてきたのだ。
今まで得点をアシストしてくれる指導主事が
相手側のゴールキーパーになって立ちはだかっているようなものだ。
彼は、なぜゴールを阻止しようとしているのか
それは、噂によればめんどくさい王様
そしてその主張は、「一人の人間に年間300万円の経費をかけられるか」
ということ。
わが子一人に専任の先生を一人派遣するのだから
市の教育費の負担は大きい。
こちらも頭が下がる。
申しわけない気持ちもいっぱいだ。
だがここまで目指してきた軌跡は
今まで弱視教室を諦めてきたたくさんの子供達が
視力のことで負い目を感じ
自分らしさを放棄して仕舞い
二次的に心理的障害をおってきた姿を
盲学校の先生方は見てきたから
門戸を開けて
一人でも二人でもその選択ができる環境を
つくろうとしてきたのだ。
とにかくできる限りの手を尽くしましょう!
今まで遠方の大病院の眼科医に診てもらっていたが
県内にその先生の弟子の眼科医がいた。
その眼科の先生に
丁寧に意見書を書いてもらうことにした。
やれることは何でもしよう!
かえって我々のテンションは上がり
より深い一体感を感じながら、
苦しい中にも、人の温かさと誠意に
私の心は生きることをささえられ、勇気つけられていた。