家族の異変、そして明らかに自分が壊れていく感覚

 

そこで直感で思いついたことは

 

窓を少しずつ開け先ずは自分の変化を観察すること。

 

まだ春先の肌寒い気候だったが

もう北風は収まり日中は

窓から温かい空気が流れ込む様になっていた

  

ひと目でわかるほどでなく、細く各部屋の窓を開け

一日ごとに自分の体調を書き記していった

 

以下は年5月31日に体調の変化をまとめたものである。

 

(手記より)

 

5月7日換気開始

11日~13日

  ぼんやり感がうすらいでゆくと同時に

  頭痛が発生。

(体力が下がる一方、だるくて寝ている日が多くなった)

5月中旬~下旬

  微妙にぼんやり感が残るがはっきりしてきて

  感情や五感が戻ってくる

  食欲も↑(美味しいと感じる)

  頭痛が一日中続いていたが、徐々に範囲痛さは少なくなった

 

  朝から暖かい日は朝イヤな気持ちになり、

  体がだるく意欲がわかない

 

  すずしい日、雨の朝など目覚めが良い

  台所に立つとイヤな気持ち

  場所場所によって気持ちが変わり、

  頭痛がしたりの治ったりする

  朝方、寝汗をかくようになった

  楽しさがわかる様になった。

 

 

※そして、5月29日、30日クリニックにて受診している。

 

5月31日

  今でも頭痛。流しを向くと吐き気、ぼんやり感

  記憶、判断力、気分 等の低下の状態のままだが

  一時期よりかなり向上している。

 

  中でも感情や五感の感覚が戻ったのは

  全くの喜びであり”生きている”って感じられ幸せである

  窓からそよそよと流れ込む風の心地よさを肌で感じ

  かすかな土や緑の香りを感じ、

  ジリジリとなく虫の音を耳にして

  エンピツをはしらせている

  この時があることが心地良い

 

  (以上手記より)