娘が5歳3ヶ月の幼稚園の年中の6月、

 

彼女の弟が生まれた。

 

予定日より10日も遅れて。

 

結局、いよいよ産まれなかったら病院でこの日に生みましょう!

 

と決めれた日のお昼頃、

 

陣痛促進剤と人工破水させて、ものの3時間で産ませてしまった。

 

陣痛促進剤の効果は絶大で、

 

ポタポタ点滴の液が御ちていくのをみて

 

「早い!早い!もっとゆっくりにして!」と絶叫したが

 

「大丈夫よ」助産師さんは落ち着いた顔で返した。

 

ここでも、まるで恐怖のジェットコースターだった。

 

あっという間に分娩室へ。

 

体全体がボンレスハムのような助産師さんが

 

「頑張って!なかなか出ないわね!」と言って

 

お腹に乗ってきた。

 

おお!ビリビリ!

 

長男が肩で産道を引き裂きながら出てきた。

 

かわいい満面の笑顔での初対面だった。

 

新生児なのに生まれたてなのに

 

私には笑っているように見えた。

 

いや、たしかに満面の笑顔で私に向かってわらっていた。