罠を仕掛けているの

甘い罠よ

誘うように見つめて

触れそうで触れない距離保って

少し触れ合ったならまた離れて

媚びるような甘い声で纏うの

ゆるゆるとあなたが誘われていくのを眺めて

時に甘く優しく微笑んで

時に他の誰かと親しげにする

あなたの視線を感じたなら

ゆっくり振り返って

花のような笑顔を返すのよ

あなたがこの罠にはまったなら

私への想いを万が一にでも募らせてくれたのなら

その時は女神のように微笑んで

ただ少し寂しげに

ごめんなさいを言うわ

あなたを傷付けるためだけに

あなたが気付かぬうちに泣かせた

たくさんの涙を

ただ思い知らせたいの






あなたに会って

あなたの笑顔に触れて

やっぱり幸せを感じるの

あぁあ。

もう想うのはやめたはずなのに

会えば止まらない

分かりきったことなのに

届かなくても

それでも一瞬でもそばにいられて

言葉かわして

笑顔見つめられるだけで

私、こんなにも幸せ

こんなにもあなたが好き




雨の中立ち止まって見上げた空は灰色で

その色に私は何も感じなかったけれど

目の端に映った淡い緑に

あなたのぬくもりを思い出した




今何をしているかな 少し会いたいな

こんな風に想うなんて思いもしなかったけれど

右手に残るあなたの感触

そのぬくもりに今、確かに和らいで




当たり前のように私を包むぬくもり

淡い桃色のヴェールのように優しく暖かく

わがままな私を大切だと言ってくれる




今はまだ恥ずかしくて言えないけれど

きっといつか言えるようになる

私もあなたが好き