気付いて欲しい

でも気付かれたくない

長袖の下の無数の爪跡

白い腕に並ぶ赤い半円

少しだけふくらんで

服にすれて痛い

だけど痛みが消えると不安で

また跡を増やしていく

ぐっと

伸びた爪を立てて腕を握るの

身体の中蠢く闇を押さえつけるように