横田めぐみさんのご主人が韓国人の拉致被害者である可能性が極めて高いということで連日のようにテレビ、雑誌で取り上げている。


昨日、朝の番組を見ていてコリアレポートの辺さんと言う方が司会者、パネラーの質問に関して回答していた。


内容は、日本では拉致問題に関して大騒ぎをしているが、韓国ではあまりマスコミに取り上げられることはない。日本にとって北朝鮮は外国であるが、韓国にとって北朝鮮は外国ではない。この意識の違いが今日の対応の結果になっている。日本は拉致被害者を自国に取り戻したいが、韓国は離れ離れになった家族が再会することが先決である。なぜなら、韓国と北朝鮮は同じ血を分けた兄弟であり、またひとつの国家となることを望み信じているし、そうなればいつでも往来ができるからである。


もう一点問題がある。日本では、韓国の拉致被害者は3,4百人に上ると伝えているが、正確には確認できる失踪者がそれくらいであり、それ以上かも知れない。だが、その失踪者すべてが拉致被害者かどうかというのはわからない。その当時、韓国も政治的に不安定で単なる失踪であるのか、拉致であるのか疑問が残る。


韓国には、国家情報局があるので現在日本で報じられている内容は、すでに韓国の国家的な機関においてはすでに判っている内容であると思う。だが、そうできない理由も存在すると思われる。韓国民のふりをして北側に情報を送る諜報員は現在もいると思うし、逆も考えられる。お互いの国家的な駆け引きがある。下手に北側を刺激して、今現在進行している国家統一に向かっての亀裂を入れたくない。拉致被害者がもし、400人であっても、戦争により北と南に不幸にも離れ離れになっている家族は、その数倍、数十倍にも上る。

拉致問題の前に横たわる、韓国の問題はここにあると思う。


北朝鮮は、悪の国か?

その国の指導者が、その国のイメージを変える。かつて貧富の差が激しい時には社会主義は、優れた思想であった。共に生き、共に発展しよう。しかし、現実は、指導者のみが発展してしまった。人間の弱みではないだろうか。権力を握るまではひたむきに努力し、権力を握るとその力に負けてしまう。権力に逆らい苦労をするよりも、長いものに巻かれて楽をしたい。人間の本能、賢い(?)選択であると思う。それが、独裁者をつくってしまったのだと思う。国のためにわが身を捧げるその思想は、現在民主主義国家で生きている私たちには、理解がしにくい話であるが、その国のパワーはすごいものであると思う。


北朝鮮の人たちは、金日成、金正一親子の指導者だけを見つめ、仰ぎ生きてきた。一部の人道的に正しくないと思われる人たちにより、国家イメージは良くないが、その純粋な心が指導者によって汚れることなく、彼らの生活が向上していくことを願うばかりである。


最後に、拉致という行為は許される行為ではない。その内容が明らかになり、消息が1日でも早く判明することを何よりも願う。