日曜日、家族でテレビを見ていたたときの事だ。


新しい家族と題したテーマで、養子縁組をした家族の様子を

放映していた。施設に預けられた幼い子供が、新しい両親の

元にいくという内容だ。


養子縁組というと、子宝に恵まれない夫婦の元に子供たちが、

縁組されていくというイメージが強いが、そうでない家庭もあった。


五体満足で生まれながらも、両親の縁が薄く、施設に預けられた。

しかし、神様は彼らを見捨てなかった。


生んでくれた親以上の愛を持って、愛してくれる両親を得たからだ。

自分の存在を心から喜んでくれる人がいる。これ以上の幸せが

あるだろうか。


養子縁組にあたって、仲介をする機関では、調査に調査を重ね、

子供たちを養育していくのに十分な環境にあるのか、夫婦の状態は

どうか、細部にわたって調べた上で仲介をする。

二度と子供たちに悲しい思いをさせないためだ。

また、縁組をした家族同士の交流も頻繁に行われる。そうして、

子供たちを皆んなで育てていこうという目的なのかも知れない。


ある母親は、この子が家に来た日から我が家では笑いが

絶えない。子供がいるということが、こんなにも素晴しい

ということを実感していると言っていた。


また、別の母親は三度の養子縁組をしていて、子供たちの

生みの親はそれぞれ違うが、三人とも自分によく似ていて、

前世で一緒にいて、またこうして親子の縁を結んだんだと、

やはり大喜びだった。


子供を生めば親になれるのか?

以前、本で読んだのだが、親になるのではない。

親にしてもらうのだ。子供を通して、自分が親としての自覚

を持ち、子供を通して色々と学ぶのだ。


私が死の床についた時、子供たちが’お父さん、ありがとう’と

言ってくれるよう、生きて行きたい。