トラ猫トラニャが挙動不審である。
いろいろと行動がおかしい。
「猫と寝正月」で書いたが、
このときトラニャが布団にもぐりこんできたのは久しぶりだった。
例年、冬は毎日ふとんに潜り込んでくるのに
昨年末は寝床に寄りつかなかったのだ。
そのほかにも、みょうな甘え声を出したり、
膝には長時間居ついたり、
玄関の方へ行きたがったり、
異常に執拗に毛づくろいしたり、
以前はしなかった行動が目についた。
原因として思い当たるのは通院ストレスだ。
いままでも、病院に連れて行った後、行動がおかしくなることはあったが、
昨年はかつてない頻度だったのだ。
さいしょのころは毎日だった。
トラニャは病院に行く意味が分からない。
キャリーバッグや抱っこ袋に詰め込まれて、
知らない人がいる車に乗せられ、
着いたところで知らない人に痛いことをされる。
理不尽な暴力をふるわれているようなものだ。
--どうしてそんなにヒドいことをするニャ?
--こんなにイヤがっているのに。
--トラニャのことがキライにゃの?
そう思われも不思議ではない。
もちろん病院から帰ったあとはいっぱいかわいがったし、
少しでもたくさん食べられるように、
いろんなフードをあげた。
療法食にはこだわらず、食べることを最優先にして。
こんなムチの後にアメ状態で、わたしの行為をどう受け止めていいか
分からなくなってしまったのだろう。
ごめんよトラニャ、もうしばらく辛抱しておくれ……
