いきなり猫三匹と暮らす -594ページ目

いきなり猫三匹と暮らす

突如襲来した怪生物と犬好きのハートフルコメディ

いきなり猫三匹と暮らす


どうしてもシャムには特別な思いがわく。

シャムは、高齢で認知症、しかもエイズ持ちで
口内炎が治らない。

これだけ悪条件が重なっているから、たぶん
一緒にいられる時間はあまり残っていないのだ。

認知症の進行を遅らせるのには、脳への刺激が
重要だそうだから、シャムにはよく声をかける。

寝ているシャムの背中をゆっくりと撫でながら
語りかけていると、
トラ猫トラニャが声を上げる。

以前は不満げな声だったのだが、
出張から帰って以後は、悲しげな声で
細く鳴く。

これがなかなかこたえる。

トラニャ、お前もカワイイんだよ!
とってもとってもかわいいんだよ。



いきなり猫三匹と暮らす