いきなり猫3匹を引き受けて11年。
最後まで面倒を見ることはできたけれど
トラ猫トラニャの天寿を全うさせてやりたいという願いは
果たすことができなかった。
シャムのときは違った。
まず顔が真っ白になり、足腰が弱り、
認知症のような症状が出て、
ついに多臓器不全になって死んだ。
死んで悲しいことには変わりはない。
でも、全力を出し切った感じがあった。
すべての力を尽くして生き抜いたと思えた。
トラニャの場合は違った。
14歳10か月だから若いとは言えないにしても
老いの兆候はあまりなかった。
腎臓さえ悪くならなければ
もっと元気で長く生きられたろうにと
とても悔しかった。
