トラ猫トラニャともっと遊んでやればよかった。
もっといっしょにいてやればよかった。
今さら言ってもどうしようもない、
何の役にも誰の役にもたたない繰り言だけれど、
どうしても頭に浮かんでくる。
反省として意味のあることとしては、
病気への対応が遅れたことだろう。
腎不全が発覚したときの対応の遅れは
歯がみする情けなさだ。
食欲不振に気づいた時点で、すみやかに
病院に連れて行くべきだった。
本当に幸いなことにギリギリ間に合いはした。
実に危なかった。
病院に連れて行って、腎不全の診断が出て、
病院から帰るとまっすぐ歩けなくなっていた。
前日まで膝の上に飛び乗って甘えてきていたので
深刻な状態とはまったく思っていなかったのだ。
病状の急変ぶりに慄然とした。
その日から毎日病院通いが続いたが、
最初の2、3日は症状が悪化し続けた。
その後、みるみる良くなって、
再び走ったり跳んだりできるようになった。
おそらく非常に危ないタイミングだった。
歩けなくなってから慌てて連れて行ったとしたら
間に合わなかったのではないだろうか。
もしそうなったらわたしは自分を許せなかったろう。
老猫は体力の余裕が小さく、あっという間に悪化する。
少しの変調でも即座に対応しなければならない。
その教訓は最後に活かすことができたかもしれない。
