いきなり猫三匹と暮らす -39ページ目

いきなり猫三匹と暮らす

突如襲来した怪生物と犬好きのハートフルコメディ

膝の上で

 

トラ猫トラニャの尿毒症からの回復は、
今思うと奇跡みたいなものだったのかもしれない。
トラニャはきっと元気になると楽観して
死に至るまでの3か月をうかうかと過ごしてしまった、
そういう思いは残る。
もっといろいろできたんじゃないかと。

 

でも、けっきょくいちばん良かったのかもしれない、
そうも思うのだ。

 

いろいろって言っても具体的に何かがあるわけでもない。
その3か月、特別なことは何もしなかったけど
わたしは生活の中でトラニャのことを
一番大事に考えて過ごした。
元気になってほしいといつも気にかけていた。

 

もっと食べられるようにと、いろいろ試した。
夜12時から朝までの間に、
トラニャは2,3回わたしを起こしたが、
その都度起きて対応した。

 

少しでも食べられるようにと、
トラニャが食べたくなったタイミングを
絶対に逃すまいと思った。

 

できる限り外出を控え、
トラニャの側にいられるようにした。

 

毎夜トラニャを抱いて、
かわいいね、と背をなでた。
(これは前からか!)

 

トラニャが交渉に応じ譲歩するようになったのも、
トラニャを大切にする気持ちが伝わって、
それに応えてくれたんじゃないだろうか。

  過去記事
 

トラニャの体重を増やすことができず、
トラニャはトラニャで通院ストレスがあり、
辛い思いもいろいろしたけれど、
とても充実した3か月を過ごすことができたのだと思う。