また3泊4日で大分出張だった。
トラ猫トラニャは今度も同じ動物病院へ預けた。
前より少し慣れてくれた、と
助手の方は言った。
前回は初めてだったから、
さぞ不安だったろうと思う。
再び家に帰れるかどうかも
分からないのだ。
今回は2度目で、しばらくすると
お家に帰れる、と分かってくれたなら
よかったのだけれど。
助手の女性がトラニャをだっこして
連れてきてくれた。
トラニャは眠っていたそうだ。
トラニャは寝ぼけまなこできょときょと。
わたしを見てもぼんやりしている。
なんだかわけがわからない様子で、
小さく不満げに鳴いていた。
バスケットに入れて、
家まで帰る途中もニャアニャア鳴き続けていた。
家に帰ってバスケットを開けると、
トラニャはゆっくりと歩み出た。
あたりを見回して、小走りに
家中を走り回る。
このあたりの反応は犬とは違う感じだ。
犬なら飼い主の側を離れないだろう。
しばらく家中を走って、
トイレに行って、
水を飲んで、
それからわたしの膝に来て
ごろごろと甘えたのだった。