いきなり猫三匹と暮らす -133ページ目

いきなり猫三匹と暮らす

突如襲来した怪生物と犬好きのハートフルコメディ

いきなり猫三匹と暮らす

また3泊4日で大分出張だった。
トラ猫トラニャは今度も同じ動物病院へ預けた。

前より少し慣れてくれた、と
助手の方は言った。
前回は初めてだったから、
さぞ不安だったろうと思う。
再び家に帰れるかどうかも
分からないのだ。

今回は2度目で、しばらくすると
お家に帰れる、と分かってくれたなら
よかったのだけれど。

助手の女性がトラニャをだっこして
連れてきてくれた。
トラニャは眠っていたそうだ。

トラニャは寝ぼけまなこできょときょと。
わたしを見てもぼんやりしている。
なんだかわけがわからない様子で、
小さく不満げに鳴いていた。
バスケットに入れて、
家まで帰る途中もニャアニャア鳴き続けていた。

家に帰ってバスケットを開けると、
トラニャはゆっくりと歩み出た。
あたりを見回して、小走りに
家中を走り回る。

このあたりの反応は犬とは違う感じだ。
犬なら飼い主の側を離れないだろう。

しばらく家中を走って、
トイレに行って、
水を飲んで、
それからわたしの膝に来て
ごろごろと甘えたのだった。