トラ猫トラニャが帰ってくる。
わたしは朝から大慌てだった。
トイレをきれいにしておかなきゃいけない。
捨てたはずのリッターロボットがなぜかある。
ごはんを用意しなきゃいけない。
普段のドライフードじゃなく
ここはやっぱりお肉だね。
缶を開けてフードを食器に移すだけのことが
慌てすぎてうまくできない。
食器から缶にもどしてしまったりする。
トラニャが帰ってきた。
??
黄色い服を着ている。
前着せてた服と違うことに戸惑う。
(服を着せた事なんて一度もないのに)
わたしはまだまだ慌てふためいていて、
万全の準備をせねば、と焦っている。
トラニャはそんなわたしの後を
とことことついてまわる。
気がつくとトラニャがいない。
わたしはますます慌ててトラニャを探す。
トラニャ、トラニャ、トラニャ!
トラニャは、クッションの下から飛び出して
わたしにゴロゴロ甘えた。
ああ、ごめんね、あわててばかりで。
これからはずっと一緒だよ。
そして目が覚めた。
