けさトラ猫トラニャはニャアニャアわたしにまとわりついてきて離れなかった。
足に体をすりつけながら、出張の用意で動き回るわたしに付いてくる。
今日はいつもと違う。
大きなカバンを取り出したらもうイケナイ。
トラニャは、わたしがしばらく家を空けるのを察した。
行かないで、
と全身で訴えてくる。
ごめんよ、トラニャ。
どうしても行かなくてはならないんだ。
帰るまで元気にしていておくれ。
トラニャのことが普段より気にかかることには
理由があるのだけれど、
それについてはまだ書けない……
<新幹線車中にて>