トラ猫、肉に執念 | いきなり猫三匹と暮らす

いきなり猫三匹と暮らす

突如襲来した怪生物と犬好きのハートフルコメディ

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夕食のために、缶詰を開けると
半ば予想していたことがおきた。

ハニャニャニャ、フニャニャ、と
少し間の抜けた甘え声でトラ猫トラニャが
やってきたのである。

ゴメンよ、猫缶を開けたとおもったんだね。
でも、違うよ、好きなにおいじゃないでしょ?
缶をちょっと近づけてやると、
トラニャは、フンフフンと必死で
においをかいだ後、興味をなくした。

夏の間、肉はあげない---
わたしはそう決めているが、
トラニャに分からないのは仕方がない。

しかし、何かと残念なおつむのくせに、
猫缶が開く音は忘れないのだなぁ。