PCをはじめとする電子機器と日本語は
昔から相性が良くない。
もともとアメリカで作られて発達してきたので
日本語を扱うことがさいしょはできなかった。
さいきんはだんだん気にしなくてもよくなってきたが、
koboでまたこの問題が大きく取り上げられて
苦笑することになった。
セットアップがうまく行かない主原因の一つが
日本語アカウント名に対応して
いなかったことだったというのだ。
三木谷社長はこう語っている。
まさか漢字をユーザーアカウント名にしている人がいるのかと思っ
たし、漢字のアカウント名を許しているウィンドウズにも驚きまし
た。これは米アップルのMacでは許可されていません。つまり、2バ
イト対応していなかったんです。
これはひどい。
日本人が日本語を使うとは予想できなかったとは。
さらに笑えるのが、Macが日本語対応していないことを
免罪符のように語っていることだ。
古くからパソコンに関わっている者は、パソコンと日本語の相性が
悪いことは知っているし、アカウント、それどころかフォルダやフ
ァイルの名前にも使わないだろう。
だが、普通のユーザーは、文字が2バイトかどうか気にしない、と
いうか、そんな区別は知らない。古くからパソコンに関わっている
者には、それも常識だと思う。
昔々、わたしは日本語ファイル名のデータを受け取って驚いた。
そんなことをするとデータ破損の時、復旧の確率が下がる。
しかし、同時に確かに分かりやすいと思った。
「第1回会議.doc」のほうが「1stconf.doc」よりずっと見やすいし、
ずらっとファイル名が並んだときの一覧性も高い。
普通の日本人は、ふつうに日本語を使う。
それをリテラシーが低いと馬鹿にするのは勝手だとしても、そうい
う人がいるのを知らないのは作り手として愚かではないのか。
販売を急ぎすぎたということはないと社長は言うが、
ちゃんとテストをすれば、日本語アカウント問題に
遭遇したはずである。
そして、ふつうの日本人が普通に日本語を使いたがることはテスト
以前の常識だろう。