冬になり寒くなると、トラ猫トラニャは
ふとんの中でわたしにくっついて
眠るようになった。
それはいい。
それはいいのだが、なかなかすんなりといかない。
さっさと布団に入ってくれば楽なのだが、
ベッドを登ったり降りたりうろうろする。
ベッドに上がっても、しばらくは肩口にいる。
ふとんの中に抱き寄せても、
すぐにまた出てしまう。
布団の中に落ち着くまで、
何度か出たり入ったりを繰り返すことになる。
なにやら三顧の礼を尽くすことを
強いられている気がする。
オマエは諸葛孔明か!
--べ、別に一緒に寝たいんじゃないニャ!
トーロが頼むから仕方なくくっついてやるんニャ!
なんだかそんな体裁を作ろうとしている
ようにも感じられる。
最終的にくっついてゴロゴロ言うくせに。
イヤならイヤでいいけど、
入るならさっさと入りなさい!
ああ、毎日メンドクサイ。