竹田で入った店(1) | いきなり猫三匹と暮らす

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突如襲来した怪生物と犬好きのハートフルコメディ

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入った瞬間に後悔した。
ヤバイ、この店は変だ。

カウンター席が5~6席しかないちいさな居酒屋。
外見からはそこまで小さいとは思わなかったが、
それはいい。

その貴重なはずの席、奥の2~3席ぶんの
カウンターに、病院で出されるような薬袋が
いっぱい並べられていて使えなくなっている。

寿司屋でよくみかけるような、ガラスごしに
食材が見えるような陳列ケースが、
完全に空っぽだ。

間違えた、と言って引き返したいところだが
店主があいさつしてきた。

「いらっしゃい。先ほど前におられた方ですよね
 こちらへどうぞ」

ああ、さっき店の前で顔を見られていたのか。
お店が休みだったらまだよかったのだが。

こういうときにごまかして逃げ出せないのが、
わたしの悪い癖だ。
つい、いったん離れながら結局はいることにした訳を
正直に話してしまった。

イノシシの肉が食べられるみたいなので--

わたしはちょっと珍しいものに惹かれるほうで、
またそれが当地の名物だったからだ。

この後の展開はなかなか予想外だった。
(続く)