母親の評価が最低だったトラ猫トラニャ。
甘えないし警戒するのだから、
確かにかわいげがあるとは言えない。
母親の前を通るときは、
小走りになったりするので、
ムカっとされる。
素直じゃなくてやっかいだ、とは
飼い主のわたしでさえ思う。
ひざに乗って甘えたいくせに、
すねて素直になれず、
いつまでもわたしの周りを
ぐるぐる回る。
ニャオニャオ鳴きながらで
ちょっとばかりウルサイ時もある。
いったい、何がしたい?
何をしてほしい?
面倒だからさっさと甘えなさい!
だが、抱き上げても逃げてしまう。
どうしたいのか、
どうしてほしいのか、
たぶんトラニャにも分からないのだ。
ただ、小さな頭の中に
あふれるほどの思いを抱えて
自分の気持をもてあましている。
そういうトラニャは
やっぱりとってもカワイイと思う。