ハンニャラフンニュルルーオっ?
と、何とも形容しがたい声を上げながら、
トラ猫トラニャが小走りにやってきた。
こいつ、顔だけじゃなく声もヘンなのだ。
目をまん丸くして、ポカンとバナナとわたしを見上げる。
わたしはこの顔をホニャー顔と呼んでいる。
理由?
なんかそんな感じだからだ。
何、バナナが珍しいの?
あんまりバナナを食べないわたしだが、
これまで一度も食べたことがないわけじゃないのに
いったいどうしたんだろう。
欲しいのかな?
ちょっとだけ千切って差し出してみる。
フンフンフンと匂いはかぐけれど、食べない。
欲しそうでもない。
いったい何なのだ?
食べている様子に何かを感じたのか?
まぁ、深く考えるのはよそう。
猫は考えずに楽しむものである。
特に、トラニャは。
※写真の顔は、実は本来のホニャー顔とは少し違う。
カメラを向けると表情が変わってしまうのだ。