シャム猫は工夫してきた | いきなり猫三匹と暮らす

いきなり猫三匹と暮らす

突如襲来した怪生物と犬好きのハートフルコメディ

休日の朝くらいゆっくり寝ていたい。

そう願う飼い主を起こす方法を、
うちのシャムはいろいろと工夫してきた。

最初は、ふつうに鳴いて起こそうとした。
それでもなかなか起きないと、
体の上に乗ってきたりもした。

当時シャムは大デブで重かったので、
それなりの効果はあったものの、
無視してしばらく起きないことも珍しくなかった。

するとシャムは、いったんベッドから降りて、
助走をつけてジャンプ!
わたしのお腹の上に飛び乗ってきた。

8kg以上の物体が勢いよくお腹に来るのは、
まさしく強烈なボディブロー。
バッチリ目が覚めた(笑)。

ただし、2度とシャムはこれをしなかった。
わたしが怒ったからである。

それから、シャムは顔をなめて起こす方法をとった。
猫の舌はザラザラで、顔をなめられると痛い。
けっこう強力で、今でもやることがある。

またある時シャムは、目をなめることを思いついた。
猫のザラザラした舌でなめられると、
まぶたが持ち上げられ、これでも一発で目が覚めた。

効果絶大だったし、このとき怒りもしなかったのだが、
シャムは以後あまりこの方法を使っていない。
わたしの様子から、ちょっとマズイと判断したようだ。

ヒゲで顔をくすぐって起こすこともする。
これは地味ながら効果的な技だ。
シャムのヒゲは固くて立派。
ほとんどはこれだけで起きる。

この他にもいくつかあった試行錯誤の末、
たどり着いたのが今の最終兵器「強力スリスリ」なのだ。

おでこをわたしの顔にくっつけて、
ぐりんと頭を力強くひねり上げる。
柔らかで心地よい感触とともに目が覚める。

はっきりと起こすことができ、しかも相手が
怒らない(むしろ嬉しそう)。
いろいろ工夫してよりよい手段を見つけ出していくあたり、
シャムは本当にお利口だと思う。


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さっさと起きてください!