猫バトルの果て | いきなり猫三匹と暮らす

いきなり猫三匹と暮らす

突如襲来した怪生物と犬好きのハートフルコメディ

今朝、トラ猫トラニャとクロが激しく争ったので、
きょうは急いで帰宅した。

家に帰ると、おびただしい血、
クロの片目がない、
部屋の片隅には、ぴくりとも動かないシマの毛皮--

いや、まさかそんなことにはなってないだろうとは
思いつつ、やっぱり気になって急いで帰ったのだ。

玄関のドアを開けて誰も出迎えに来てないので、
ちょっとだけ緊張したが、すぐに3匹とも寄ってきた。
だれもケガはしていないし、争った様子もない。

いつもの日常--
でも、クロとトラニャの間に少し緊張感が漂っていたのは
たぶん気のせいじゃない。

それにしても、どうして今朝はあんなに激しく
バトルしたんだろう?

きっかけとして思い当たることは一つある。
それは、前の晩、トラニャがクロに追い払われたことだ。

トラニャにブラシをかけていると、クロがやってきた。
クロはブラシが超ダイスキで、ブラッシングの音を
聞きつけると飛んでくる。

いつものことなので、ブラシは必ず2つ用意している。
両手に持って、2匹同時にかけるのだ。

昨晩はやってきたクロがトラニャの顔に自分の顔を
近づけると、トラニャが引き下がった。

--オマエはあっち行け!

そう言われたみたいに。

クロはシャムに対しては、絶対にこんなことをしない。
トラニャは最低身分猫。
猫も下っぱは辛いのである。

トラニャがしばしばケンカをふっかけるのは、
地位向上のためだと思う。

仲よくして欲しいのだが、猫社会も実力主義の
競争社会みたいなのである。
権利は与えられるものではなく闘い取るものなのだ。


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