だが、猫が来て以来ほぼ不可能になって諦めていた。
寝ころんで本を読んでいると、すぐ猫どもが
邪魔をしにやってくるのである。
多くの場合、本の上で腹ばいになる。
本を見るより、自分を見てくれ、とでもいいたいのだろうか。
理由はよく分からないが、とにかくいつだって速攻で
読めなくされてしまうので諦めたのだ。
さて、前に書いたが、ベッドに敷いた竹シーツが
猫に非常に不評である。
爪が立たず、しっかりもしていないのが
気持ち悪いようだ。
ひょっとして、邪魔されずに読めるかも?
ふと思って試してみた。
お腹の少し上に枕を敷き、肘をつく姿勢になったら、
トラ猫トラニャがさっそくやってきた。
--やっぱりダメか。
トラニャはわたしの胸の下にもぐりこんできて、
狭い空間にすっぽりと丸く体をおさめてゴロゴロ
言い始めた。そして、手をぺろぺろなめる。
よしよし、いい子だね---
本が読めなくったって、
なにができなくったって、これはこれでいいか。
そう思ってしまう猫バカな日曜日。