潜り込むトラ猫 | いきなり猫三匹と暮らす

いきなり猫三匹と暮らす

突如襲来した怪生物と犬好きのハートフルコメディ

わたしは寝ころんで本を読むのが好きだった。
だが、猫が来て以来ほぼ不可能になって諦めていた。

寝ころんで本を読んでいると、すぐ猫どもが
邪魔をしにやってくるのである。

多くの場合、本の上で腹ばいになる。
本を見るより、自分を見てくれ、とでもいいたいのだろうか。

理由はよく分からないが、とにかくいつだって速攻で
読めなくされてしまうので諦めたのだ。

さて、前に書いたが、ベッドに敷いた竹シーツが
猫に非常に不評である。
爪が立たず、しっかりもしていないのが
気持ち悪いようだ。

ひょっとして、邪魔されずに読めるかも?
ふと思って試してみた。
お腹の少し上に枕を敷き、肘をつく姿勢になったら、
トラ猫トラニャがさっそくやってきた。

--やっぱりダメか。

トラニャはわたしの胸の下にもぐりこんできて、
狭い空間にすっぽりと丸く体をおさめてゴロゴロ
言い始めた。そして、手をぺろぺろなめる。

よしよし、いい子だね---

本が読めなくったって、
なにができなくったって、これはこれでいいか。
そう思ってしまう猫バカな日曜日。


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