バイク事故 | いきなり猫三匹と暮らす

いきなり猫三匹と暮らす

突如襲来した怪生物と犬好きのハートフルコメディ

長い間乗らないとバッテリが上がる、
そんな情けない理由に後押しされてバイクにまたがった。

目的地は、鬼岩という奇岩景勝地だったのだが‥‥

道まだ半ばならぬところ、
登りのブラインドコーナーを抜けてすぐ、
対向車線のバイクが転倒して、こちらの車線に
すべってきた。

間一髪というほどきわどくなかったが、
少々肝を冷やした。
通りかかるのが0.5秒遅かったら、
わたしも巻き込まれていた。

すぐ路肩に自分のバイクを停めて安否を確かめる。
振り返ると2台のバイクが転倒していた。
追突されて転倒したのか?
転倒したところへ後続車が突っ込んだのか?
次のコーナーを見ていたわたしは、自分が避けるのに
必死で、よく分からなかった。

幸い、二人とも大したケガはなかった。

事後処理を手伝った。
まず、バイクを路肩に避ける。
両方とも大型バイクで、けっこう重い。
後から通りかかったバイクの人たちが協力してくれた。

車は止まらない。
バイクのことはバイクでって感じか。

緑色のオイルが大量に流れている。
スリップで危険なので、枯れ葉・土を拾って
オイルの上にまき、吸収させてから道路外に捨てる。

これを何度か繰り返した。

警察が来るまで待っていようかとも思ったが、
なんだか恩着せがましい気もしたので
連絡先のメモを渡して現場を後にした。

交通事故は怖いな、と改めて思った。
自分がいくら安全運転していても、
対向車が自車線に飛び出してきて道をふさがれたら
避けようがない。

今回助かったのは、事故が起きたタイミングが、
致命的なタイミングより0.5秒遅かったという、
その偶然のおかげでしかないのだ。

死んだら猫どもの世話をする人がいなくなって困る。