家を空けられない。
とはいえ、出張しなければならないことはある。
昨年の秋、1週間ほど大分に出張した。
留守中の世話は頼んでおいたけれど、
一週間も家を空けたのは二年ぶりだったので、
猫どもがどういう反応をするかは気になった。
久しぶりに家に帰って、まっさきに寄ってきたのはクロ。
例によって臆病で、ちょっとおっかなびっくりなのだが、
まっすぐにとことこやってきた。
どこ行ってたの?
トラニャは、ヒニャーと悲しげな声を2度上げると、
整理棚の裏側に隠れてしまった!!
シャムは、眠りこけている。
最近、いろいろなことに気づくのが遅くなった。
クロをしばらく撫でてていると、
ようやく目をさましたシャムが体をすり寄せてきた。
おかえりなさい
トラニャは、整理棚の裏から出てこない。
こういうときは、呼びに行ってやらないと
ますますすねてしまうのは経験ずみ。
「トラニャ?」
ヒャウーー
(声がかん高く上ずっている)
「トラニャ?」
ヒャウゥウーー
「トラニャ、トラニャ!」
ホワオーーーーーーーフーーウゥー
3度声をかけてようやく出てきたトラニャは
必死の形相。
体をこすりつけて甘えてきたが、しばらくすると
こんどは隣の部屋の壁際へ。
簡単にはカンベンしてくれなかった(笑)。