あるお寺で、ペット永代供養の看板を見かけた。
思わず申込みたくなって、苦笑した。
仏教信者でもないのに……
信仰をもつことは尊いことだと思っているけれど、
わたし自身に信仰心がない。
信仰心もないくせに供養を願うのはむしろ冒涜だろう。
そのくせお願いしたくなってしまった。
どうして?
少し考えてわかった。
わたしはトラ猫トラニャのためになにかしてあげたいのだ。
トラニャは死んでもういない。
トラニャのためにわたしができることは何もない。
その現実を受け入れたくないのだ。

