国立科学博物館の今年の春の特別展は「大哺乳類展3」
今回のサブタイトルは,"わけてつなげて大行進"
「見た目は似てるけれど,違う仲間」
「見た目は全く異なるけれど同じ仲間」
という分類に注目した展示になっていました。
余談ですが,上野の街は外国の観光客で溢れていますが
科博は日本の人が多いですね。分けられてました。
まずは哺乳類の共通点から。
肺呼吸をするものは他にもあるけれど,
横隔膜を使って肺呼吸をするのは哺乳類だけなんだそうです。
クジラの心臓の模型。
大きさもさることながら,肺静脈がたくさんありました。
大きな体にたくさんの酸素を送るからかな?
会場には,骨格やはく製の標本と
進化の系統樹がリンクするように展示してあり,
同じ仲間でも見た目がちがうことがわかるようになっています。
シカや羊とクジラは遠い祖先は同じですが
クジラとカバは早くから分化しています(写真に入らなかった)
「水浴びが好きな大型犬」という感じ。
ここから今のクジラを想像することはできませんでした。
でもヒレの中にはちゃんと指があるし,
骨盤も残っているんですね
そして、クジラの骨の重さを確かめられる展示があったのですが、
すごく軽くて、陸上動物のがっしりしたそれとの違いにビックリ
まるで軽石でした。
ここが今回の一番の感動ポイントでした(写真ないけど)
やっぱり実際に触れられる展示はいいですね~
ちなみにロボホンは好きな動物は?と聞くと
「モモンガ。空を飛べるってすごいよね」というのですが
フクロモモンガと,ニホンモモンガは全く異なる種族だそうです。
ロボホンはどっちが好きなのかしら。
骨の模型もたくさん。壮観です。
常設展の骨格標本もあわせて見学。
他にもたくさんの標本を見ることができます。
こうしてみると,改めて常設展,すごいです。
ツノの生え方での分類もあったなぁ
頭のどこから生えているか、のような分類でした。
以上,哺乳類についてじっくり考えることができた
楽しいひと時でした。