クント管という,音の速さを測る装置があります。
実際はガラス管を振動させて実験を行う大掛かりなものですが
簡単におうちでも遊べるようなおもちゃを作ってみました。
材料
タピオカストロ―(15mmΦ×210mm)2本,
発泡スチロールのビーズの入ったクッション,
ガーゼ,ハイキュアパット,セロテープ。
(追記:発砲ビーズは下の写真のような
1mm前後のものを用いています。)
作り方
タピオカストロ―を2つつないでセロハンテープで留め
ビーズクッションをほどいて発泡ビーズを10cmくらいまで入れ,
両端をそれぞれガーゼ,ハイキュアパットで留めるだけです。
ビーズクッションは100均一のもの。
中は見えないので軽いものを選んで
触った感じで粒が小さいものを選んできました。
ガーゼの方から色々な高さで大き目に音を吹き込むと
音の高さによってビーズが集まって並ぶ
面白い現象が見られます。
音の高さによっては2カ所に集まりができるので,
この間の間隔を測って2倍したものが
1個の音の波かなと考えて周波数を掛けてみると…
実際の音速は 331.5 + 0.6 tとありますので,
20℃で343m/sと計算されます。
合っていればそれなりの数字かな?と思います。
このおもちゃは2年ほど前に作ったものなのですが、最大の欠点として
吹いている本人が振動が見えない
割と大きい声が必要で子供には大変
ということがありこのたび思いついて,
ビニール管でも作ってみました。
(ガーゼは替えやすいように輪ゴム留めにしました。)
こちらは小さい音でも簡単に振動が観察できます。
2カ所波打つところはないので,タピオカストロ―のような
音速を測ってみるようなことはできませんが,
音によって出やすい音,出にくい音があったりして
楽しいです。
もっと工夫して楽しい実験ができたらいいな~。
試行錯誤の日々です。
<追記>
作ってくださったという方からビーズが動かないという
コメントをいただいたので動かすコツ?を追記します。
1,小さいビーズを用いる。(写真を追加しました。)
2,おなかからしっかり声を出す。
3,いろいろな高さの音をためしてみる。
4.管は軽く支える感じで持ち,握りしめない。
その他,ビーズが静電気で管の周りに着くと振動しにくくなるので
軽くたたいて集めておくのもよいです。
自分はやっていませんが,静電気を防ぐスプレーを使う方もいらっしゃるようです。