昨日は小さな食塩の結晶の作り方を書きましたが

もう少し大きな結晶も作ることができます。

 

これは本当に簡単で

食塩水を作り,放置するだけです。

コツは,少し薄めの食塩水にすること。

濃くすると小さい結晶がたくさんできてしまいます。

 

容器の壁や周りに薄い食塩の板ができるので

深めの器を用意して,周りが汚れないように注意してください。

(参考:次の写真は別の実験で緑色に着色した食塩水から

塩を取り出している様子です。

こんな風に周りに薄い食塩の壁ができるので

トレイのような浅いもので作ると

周りに塩がこぼれてしまいます。)

ちなみに青い食塩水から取り出しても結晶は無色です。

不純物が入った溶液から食塩だけが取り出せるということですね。
"再結晶"といいます。

 

季節は湿度が低い時がお勧めです。
塩は吸湿性が高く,夏に塩を乾かすのは難しいです。

 

きれいにできている結晶を選び数を少なくし,

さらに放置を続けます。

 

大きさ5ミリくらいになると縦に伸び始め、

高さが3ミリくらいになると結晶に別の小さな結晶が

付いてきてしまうので,

現在のところ大きさ5ミリ,高さ3ミリが最高。

 

もっと大きなものが作ってみたいな。

スマホ顕微鏡で写真も撮ってみました。

四角がいっぱい見えます。

 

 

ひとつあると便利なスマホ顕微鏡。

しっかり立体を見たいなら,顕微鏡より双眼実体顕微鏡がおすすめ。

 

今まで作ったところでは

濃いめの食塩水を浅めに入れて速く作る→薄くて大きめ

うすめの食塩水をたくさん入れてゆっくり作る→5mmくらい

かな?と思います。

 

面白い形の市販されている塩としては

大きな窯で大量に煮ることによりできる「トレミー型」

 

天日でじっくり作るバリ島の「ピラミッドソルト」が見ていて楽しいです!