食塩を水に溶かしてからゆっくり水分を蒸発させると

結晶」という形で取り出すことができます。

 

結晶は,物質によって形が決まっていて
食塩の場合,室温だと四角い形が層状に積み重なります。

うまく作れるとキラキラ宝石のように光るオブジェが作れます。


ラインストーンやビーズなどを使わずに
自分でキラキラの素から作れたら楽しいですよねプレゼント

 

結晶を取り出す方法は色々ありますが,ワイヤーを使った方法が
楽しかったのでこれで雪の結晶を模して作ってみました。


約1mmのアルミワイヤーで形を作ります。

私はネットで探したものを作りたい大きさに印刷し,

針金をあわせて曲げながら作りました。

 

これに木綿の糸をグルグルと巻きつけます。


糸がないところには塩がほとんどつかないので
まんべんなく巻いてください。

 

次に熱い飽和水溶液を作ります。

不純物が少ない「精製塩」がおすすめ。

 

 

 

 

 

食塩の割合は100mLの水に約40gくらい。
ふつふつと煮立てても塩が残るくらい入れます。

 

 

熱いうちに耐熱性の器に移し,ワイヤーを吊るし,
保温剤でくるんで1日放置します。

 

一日経ったら保温材を外し水の蒸発により結晶を成長させます。

満足いく量の結晶が析出したら取り出して乾かしたら出来上がり。

 

※熱いので容器に移す際には十分に注意してください。

 

壊れやすいので私はプラモデル用の接着剤で
補強してからオーナメントにしています。

 

くっつかない場合は一度取り出して軽く乾かし,

糸の上に種結晶を作ってもう一度水溶液に漬けると

結晶が着きやすくなります。

糸の太さ,温度,温度の下げ方,いろいろな条件で
もっと大きな粒が育つと思いますので
是非楽しく育ててみてください。

 

 

メモ注意点

 

!!食塩は吸湿性が高いので,夏の多湿な季節は

水の蒸発←→塩が吸湿 をくり返し

なかなか水が減らないので結晶は成長しずらくなります。

この場合,冷蔵庫だとうまくいくことがあります。

(庫内環境による)

 

注意塩分は,鉄が錆びるのを早めます。           
 
鉄製のワイヤー鉄鍋などは使わないでください。    

(みょうばんの結晶づくりによく使う”モール”は錆が出てしまいます。)
 コンロに塩水が飛ぶと錆の原因になりますので       
 コンロが冷えたら塩が飛んでいないかチェックしてください。

ベランダで乾かすときはエアコンの室外機や洗濯機,

 車のボンネットなど 鉄製のものに置かないようにしましょう。

 

 

 
 

 

 

 

 

注意飽和食塩水は誤って食べたりすると大変危険です。
 誤飲を防ぐように食器でないもので作り,

廃棄の際は薄めて流すようにしてください。

 

せっかくの実験が,がっかり…にならないように

ポイントを押さえて楽しんでくださいニコ