身近なものも,少し拡大してみると,
違う世界が見えてくる顕微鏡の世界。
そんな景色に手軽に出会える,
スマホが顕微鏡になるアイテムを購入してみました。
カメラ部分に取り付けて,見たいものをくっつけると
拡大してみることができます。
今回は,意外と周囲に知らない人が多かった
液晶画面のカラー表示を拡大してみました。
まっ白な画面は,実は白い灯りが点いているわけではなく
顕微鏡で覗くと赤(R)緑(G)青(B)の窓が黒い枠に
収められています。
これが遠くから見ると白く見えるわけですね。
赤→青→緑→シアン→マゼンタ→イエロー
順に点灯させてみた
今流通している多くの液晶画面は,とっても大雑把に言うと
モノクロの液晶画面に赤(R)緑(G)青(B)の色を透過する物質を
塗った板(カラーフィルター)を組みこむことで
カラー表示をしています
赤,青,緑はそれぞれの色だけ光っています。
2色組み合わせるとC(シアン),M(マゼンタ),Y(イエロー)
が表現できます。
赤と緑を足すと黄色になるってなんか納得いかないな~。
これらの色合いや,明るさを調節して
フルカラーが可能になります。
ちなみにパソコンのお絵かきソフト「ペイント」の色の編集画面に行くと
RGBの割合と,色が表示されますので
どんなふうに混ぜると,どんな色になるかが分かります。
手元にあったいろいろな液晶。
離れて観るテレビの画素は大きいですね。
iPhone8はこの顕微鏡では判別不可能。
新しい8Kテレビの画素も小さそうですね~。
今回は窓の形,色の並べ方はすべて同じでしたが
窓の形も,並べ方も,いろいろある筈なので,
探してみると楽しそうです。
RGB以外の色を使っているものも,
3色でないものも探せばいろいろあると思います。
ちなみに最近は有機ELと言って白い光の色を変えるのではなく
もともとRGBに光る液晶も出てきています。すごい。
あらためていろいろな発見があって
楽しかったです
パソコンで見られるともっと本格的に
観察できますね!